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Douglas Springs この世の楽園

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私達は予定通りDouglas Springsに向かう。昨日の道を走り、途中で左の脇道にそれる。
途中のガソリンスタンドでジャックダニエルを補給できるタンクがwさすがN.T

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さらに左折して30km程走って温泉の入り口の未舗装の道に入る。これが7kmなのだけれどGlid状になっていて車がとにかくガクガク揺れる。どう考えても車体に負担がかかりすぎるので平らな部分を選んで徐行しながら向かう。こんなところでガタがこられても非常に困る。途中で浅い川を渡って少し進むと温泉の看板。とても広いCampgroundがあり、大勢人が泊まっている。何泊もしているようなゆったりした設営の人達も結構いる。こちらも木陰を見つけてタープを張り、設営する。

そして着替えて川へ。お湯が熱い場所があるので注意するようにという看板がある。既に川の中では寝転んでいる人や遊んでいる家族連れが大勢いる。基本的に川は浅く、10cmから20cm程の深さ。一歩踏み込むと日本の温泉のような40℃前後という最適な温度。まさに理想的。一切自然のままの源泉が天然の川底から湧き出し、それが川の水と交じり合ってちょうどいい温度になる。日本でもこんな温泉はめったに見れたものではない。そしてこの景色。砂浜状になっている岸辺と川底は柔らかく、寝転ぶのに最適。支流からは冷たい水が流れ込み、好きな温度の場所で温泉を楽しむことができる。

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そして景色がここも本当に楽園としか呼びようがない程美しい。川の流れと倒木と砂浜が
織り成す複雑な起伏、その上に広がる南国の木々の緑、空はDry seasonで抜けるように青い。美しい鮮やかな色の鳥が飛び交い、さえずる。そしてそんな中で楽しそうに遊び、お喋りを楽しむ人々の姿もまさに楽園そのものだった。

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きっと日本ならあっという間に開発され尽くしてしまうであろうこの場所を手付かずのままに残し、家族でも楽しめるようにCampgroundだけを隣に整備する、なんとも粋な計らいだと感じた。

そしてこの日は月明かりが美しく、そんな中で楽しむ夜の温泉はさらに素晴らしい。
暖かい川に寝転がりながら降り注ぐ月光を浴びる。このまま溶けてしまうのではないかと
いうくらい完全に解放されていた時間だった。暗がりの中でこの時間を楽しむ人々が
そこここにいて不思議な賑わいだった。
by djsinx | 2008-08-10 15:14 | 旅の記録
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