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『ミツバチの羽音と地球の回転』

先月のニュースからですがたまたま見つけたので。ユーロスペース、まだちゃんと生き残ってしっかりした映画を上映し続けてるんですね。まずそのことが嬉しいです。見てない映画については何も語れませんが、エネルギーの問題はどうあっても非常に重要な課題になります。資源の枯渇の問題だけじゃなくて、その利権の存在が人類だったり地球環境に対して大きな負荷を与えているのは今や間違いないでしょう。

スーダン南部の石油利権を巡って現在もスーダン政府とアメリカがにらみ合ってますし、ロシアのチェチェン侵攻も石油利権が非常に大きな原因になっている。竹島や尖閣諸島もただの領土問題じゃないのは日本国民も十分理解していると思いますが。

そんな中で考えて、そして「実践」していくための契機となるような作品がこうして世に問われるのは喜ばしいを越えて必須なことだと考えます。機会があり次第ぜひ見てみたいですね。

--以下引用--

映画 - エキサイトニュース

 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』の鎌仲ひとみ監督最新作にして3部作完結編となる映画『ミツバチの羽音と地球の回転』が、来年2月より劇場公開されることが決定した。これまで核や環境問題を世に問うてきた鎌仲監督が放つ新作は、28年間原子力発電所計画に反対し続けている瀬戸内海の祝島の島民と、スウェーデンで自立型エネルギーを作り出す取り組みを行う人々の両面からエネルギー問題を描き出すドキュメンタリー作品だ。

 『ミツバチの羽音と地球の回転』は、1982年に中国電力が計画した山口県上関町・祝島への原発建設に対して一貫して反対している島民の姿と、持続可能な社会を目指して地域自立型のエネルギー開発に取り組むスウェーデンの人々を照らし合わせながら、日本の原発重視で電力独占の体制をどうすれば変えられるのかを問う作品。祝島では海藻や鯛をとり、無農薬のびわを千年前から栽培する生活が定着しており、島民は一丸となって原発計画を阻止している。一方、スウェーデンでの取り組みが日本の電力の自由化、自分たちのエネルギーの未来を切り開くヒントとなり、いかに自然と共鳴するのかを観る者に訴えかける内容となっている。

 祝島の原発建設予定地周辺には、絶滅が危惧されている多種の希少生物が生息しており、音楽家の坂本龍一氏は「生存権の一つとして、何によって作られた電気を使うか、核なのか、風なのか、太陽の光なのか、選ぶ権利があるはず」と強く自然との共存を投げかけている。また、歌手のUAさんも「気付いた人達が確かな行動を起こしている。その事実に出会う時、私達は知恵と勇気を分けてもらえる。そして、野花を小瓶に飾るようなユーモア。今、この国にとって最も重要な映画だと思います」と本作に映し出された問題を提起している。

 自主上映というスタンスで全国600か所以上で上映し話題を呼んだ前作『六ヶ所村ラプソディー』から4年。祝島は一体どうなるのか? 決して人ごとでは済まないエネルギー問題に、一人一人の行動が大きな力となる未来に期待せずにはいられない。

映画『ミツバチの羽音と地球の回転』は2011年2月19日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開予定
by djsinx | 2011-01-28 05:21 | News
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