人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エジプト28日のデモ後の行方

27日のデモの話もありましたけど明日金曜日のデモはエルバラダイも参加ですか。かなり大きな話が急に動きそうでもあります。内務省のデモ禁止を振り切るってことはやる覚悟なんでしょうかね。とりあえずエルバラダイは国際原子力機関(IAEA)前事務局長でノーベル平和賞受賞者ってことらしいです。正直西側の使者と見られても仕方のない経歴です。

もちろんムバラクの独裁的な体制と比べればエジプト国民にとってはよりよい選択肢にはなるのでしょうけれど、南スーダンにできるであろうアメリカの息のかかった新政権といい、別の意味での緊張は高まりそうにも感じます。イスラム原理主義者がこの中でどう存在感を出そうとしてくるのか予断を許さない場面でもあるといえるっでしょう。

とにかく、流れを見るしかないですね。チュニジアみたいにすんなり行けばいいんですが。

--以下引用--

エルバラダイ氏台風の目に=デモ参加呼び掛け―大統領選出馬へ風向き転換・エジプト(時事通信社) - エキサイトニュース

 【カイロ時事】ムバラク大統領長期独裁を批判する大規模デモを受け、9月のエジプト大統領選が波乱含みとなりそうだ。憲法規定では、大統領待望論がある国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏の出馬はほぼ不可能だが、独裁批判で政治改革が急務となっており、出馬のチャンスが巡ってくる可能性がある。

 エルバラダイ氏の側近によると、現在、ウィーンに滞在中の同氏は27日夜に帰国。民衆に28日の金曜礼拝後の大規模デモ参加を呼び掛けており、本人もデモに加わるという。内務省はデモを禁じているが、これを無視した行動となる。

 エルバラダイ氏は2009年のIAEA事務局長退任後、ムバラク独裁体制を厳しく指弾。非常事態法の廃止や司法による選挙監視の中止、大統領選への立候補要件緩和など包括的な改革を訴え、若年層を中心に支持を広げてきた。

 ただ憲法規定では、1年以上の政党幹部職経験や、無所属の場合には人民議会など政治家250人の署名が立候補要件となっており、政権与党の国民民主党(NDP)が議会を押さえている現状では、エルバラダイ氏の出馬はほぼ不可能で、人気にも陰りが見えていた。しかし、反独裁デモで一気に風向きが変わった形だ。

 政治評論家の一人は「デモでムバラク大統領の再選出馬や次男ガマル氏の出馬は事実上不可能になった。エルバラダイ氏にも出馬のチャンスが巡ってくる可能性がある」と述べた。 
by djsinx | 2011-01-27 21:07 | News
<< 『ミツバチの羽音と地球の回転』 モロッコ旅情報 マラケシュ >>