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StrahanからCradle Mountainへ

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目が覚めると快晴。Strahanの周辺の見所を軽く回ってからR領域チームにおすすめされたHenry Duneという巨大な砂丘によって、夕方までに次のトレッキング場所、Cradol Mountainに到着しようということになった。

まずは街の西側に広がる広大な、というか茫漠とした砂浜。Ocean Beachと呼ばれ、外海の荒波が直に打ち寄せる浜辺。潮が速いらしく遊泳禁止。四駆では走れるが弐号機には無理。スケールに圧倒される。

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そこからさらに未舗装の砂利道を数km南下したところにあるMaqcuarie Head。ガタガタと揺れる車をゆっくりと運転して半島の先端まで行く。キャンプ場もいくつかあり、結構人がいる。こんな所まで余裕でキャンピングカーで乗り込んできている人も結構いる。さすがオージーの底力である。

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ゆっくりしたかったが先を急ぐために同じ道を戻る。未舗装の部分を抜けて北に向かっていると妙なことに気付く。なぜか後部座席のカーテンが異様なほどばたばたとはためいているのだ。おかしいと思って車を停めてみると驚いたことに後方の窓の留め具が外れて窓が落ちかけていた。三つのボルトで締まっていたうちの一つは最初から壊れていたのだが大して気にしておらず、そのまま走っていたのだが、二つ目が抜けて最後の一つだけでぶらぶらと下がっていた。さすがに驚いてガムテープと紐を使って補強。とりあえず致命傷ではないのでMelbourneに戻ったらディーラーのところに持っていって(ただで)直してもらおうということにした。

気を取り直してHenry Dune。とにかくこれはもう、砂、砂、砂。上まで登るのに足をとられてとにかく大変。だけど登りきるとそこは見たこともない程の砂が浜辺まで続いていた。日差しが強いけれど熱い砂の上を裸足で歩くのは気持ちがいい。Australiaに馴染んできた証拠かもしれない。

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さらに先を急ぐ。ちょうどお昼時に到着したRoseberyという街で昼食。ここも寂れた鉱山の町の成れの果て。ここでちょっと感じのいいお店を見つけてピザを食べる。なかなかにおいしい。だけど出発前に街の公衆トイレに入ったら、ティッシュでもコンドームでもなさそうな細長いものを売る自動販売機が。Tasmaniaの持つ闇の一つだと感じる。そしてそれはなかなか出てはこない。

気を取り直しつつ目的地へ進む。標識に従って今までの国道から離れる。そして高い丘を登って頂上に着くと遥か彼方に大きな山が。

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もうすぐ到着だと確信してさらに走る。もちろんすぐには到着しない。登山道入り口への道を曲がり、山に向けてひた走る。その途中、なんとHobertで再会した日本人の女の子とまたもや再会。本当に何度もあることはあるものだと驚いた。その日は手前のキャラバンパークに泊まることにしていたがひとまず山を見に突き当りまで行ってみる。細い道を何とか進むとCradle Mountainがいきなり目の前に。これはアガった。

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ひとしきり眺めてキャラバンパークへ。この日はポッサムがご飯の匂いを嗅ぎ付けて来た。

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by djsinx | 2008-03-03 20:48 | 旅の記録
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