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マナリロード再び 上昇

621

一年前に下ってきたこのマナリロードを今回は上る。前回は神の世界からの下降だったが、
今回は上昇する。Ascention、その言葉は私の中ではこの道のためにある。

夜中の1時に起きてヴァシストの旅行会社の前に集合する。ようやく道が開いたということで、
一刻も早くレーに向かいたい旅人達が集まっている。我々は2週間待った。もっと長い
人もいる。期待と少しの不安。当然だ。開通したてのこの道、どんなトラブルが起きても
全く不思議はない。

次々にミニバスが現れ、分乗して出発する。真っ暗な中を走り、最初の峠、ロタンを
越えるころようやく夜が明け始める。

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ラホールバレーに入り、景色が変わる。クルバレーよりももっと険しく高い谷だ。
緑が美しい。

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パスポートチェックが一度あり、そこを越えてしばらくすると川の合流地点に差し掛かる。
そこにある村を越えると車は一気に二つ目の峠、バララチャに向かって上り始める。

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氷河のトンネルを潜って川が流れていた。

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美しい湖が現れる。バララチャは近い。

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そしてバララチャの峠。

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ここの大きな水溜りでパンジャービー達の車がスタックしていた。
オフロードを走るには結構半端な乗用車。でも勇猛果敢なシークの彼らは
5000m越えのこの峠で裸足で氷の中の水溜りに入って車を押していた。
足は氷冷だし空気は薄いし死ぬんじゃないかと思っていたけれどみんな楽しそうに
笑っていた。さすがすぎる。インドやばい。

ここが事実上の人の世界と神の世界を隔てる扉だ。2週間待った時もこのバララチャの
雪が原因で道が開かなかった。ヒマーチャルプラデーシュの雨雲はこの山々に
ぶち当たって雪となる。そしてここを下るとラダックの入り口だ。

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大破した車とすれ違う。怖いんだけど、それでもこの道を自走している辺りは
さすがすぎる。インドやばい。

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ラダックとの州境を越え、三つ目の峠、ラチャランを越える。木々はどんどん低くなり、
やがて下草だけが広がるようになる。

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そしてラチャランを下るとそこには不思議な風景が広がる。岩々が佇んでいるようだ。

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標高4680mのパンという集落というかテント村で昼食をとる。なんだか食べ物の
味もいつもと違う。一服するけれどやっぱり違う。どこにいるんだろう?全くもって
よく分からない。すごすぎて何も言えなくなる。

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そしてここからさらに車は高度を上げる。川を下に見ながら険しい道を登っていくと
そこは広大な平原だった。

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車はその真ん中をひた走る。道なんてあって無きがごときものだ。

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そして最後の峠にして高度世界第二位の自動車の通れる峠、タグランに至る。
ここで気分の悪くなる人続出。ナンバーツーの面目躍如である、しかし大変だ。

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ここを下る頃に日が暮れ始める。ある程度下ると高山病の症状が出ていた人も
ずいぶん回復する。真っ暗になる頃にインダス川に到達する。ここでも
パスポートのチェックがあり、短い休憩の後急いでレーに向かう。

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ようやく懐かしいレーの街に到着したのは10時過ぎ。チャンスパ通りに向かい、
何とか宿を確保する。20時間の旅だった。晩御飯を食べる気力も残っておらず、
そのまま泥のように眠りに落ちた。神の世界での最初の夜だ。
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by djsinx | 2010-06-22 01:04 | 旅の記録

今夜、レーに向かう。

長かった。2週間の待ち時間だった。いろいろあったとも言えるし
ゆっくりとただ時間が流れて行ったとも言える。考え方次第だ。

どの道今夜、深夜2時にミニバスに乗って出発する。ロタンを越え、
バララチャを越え、ヒマラヤに入る。道は開いたばかりだ。天候が
崩れたらどうなるか、行ってみないと分からない。

インドでの残り時間も短い。それが呼ばれたということならば
いつものように行ってみるしかない。それは味わうべきものなのだ。

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by djsinx | 2010-06-20 20:38 | 旅の記録

レーからマナリへ 二日目

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朝5時半にがんばって目を覚まし、すぐに身支度をしてバス停に向かう。

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この日のマナリへのバスチケットは今朝6時に開くというバスステーションの
チケット売り場で手に入れなければならない。チケット売り場は既にインド人で
ごった返していた。押し寄せる彼らを押し返し、横から無理やり紙幣を突き出して
「マナリまで2枚!!」と叫ぶ。こうしなければチケットなど永遠に買えないのがインドだ。
遠慮なんてものは美徳でもなんでもない。日本人には最初は馴染みにくいかも
しれないが、基本的にシンプルだ。押しのけられても誰も怒らない。
ここはそういう国で、そういう文化だ。好むと好まざるとにかかわらず。

運悪く後ろのほうの席になってしまったが気にせず車窓を楽しむ。

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景色は昨日とは打って変わって緑にあふれている。高い山の中腹まで植物が駆け上る
ように生えている。雪解け水の滝はあちこちの崖から溢れて流れ落ちる。

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一度などは滝が朝の光を浴びて虹色に輝いていた。レーで見て以来の虹。
まだこの先進めというサインだ。

川は豊かに流れていてみずみずしくて美しい。集落が増え、人の服や家の作りも
ラダックとは違っている。増水した川の真ん中にタンクローリーが鎮座していた。

マナリのあるクルバレーへはもうひとつ峠を越える。草原の中、牛や馬や羊が
草を食むのを見ながら山を再び登る。交通量はさらに増えているように感じた。

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1時間程度の登坂の後、頂上に到着するとそこには観光客用と思われる乗馬用の馬が
たくさん繋がれていた。クルバレーの景色も一望で着て美しい。ここまで来ると
辺りは観光客のジープを含めてかなりの混雑。

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と、思いきやいきなり車がストップしてしまい、ただの渋滞でないことが分かる。
バスを降りて見てみると巨大な岩が道路の真ん中に転がっていてブルドーザーが
頑張って押しのけようとしている。どうしようかと思ったが、30分程度で岩を斜面に
豪快に転がり落として道路は復旧となった。バスは相変わらず譲り合いの精神など
一切持たずにぐちゃぐちゃに対向車で混雑している道路に果敢に突っ込む。

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その後のレストランエリアで休憩となったが、バスのタイヤはざっくりと割れていた。
無理をして路肩をぐいぐい攻めるからだ。言わんこっちゃないけれど別に何も
できることはないのでのんびり待つ。

休憩エリアの水溜りで涼む犬
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こちらもすぐに復旧して谷を降りる。昨日までラダックの紺屋に居たのが嘘のような
青々と茂る森が辺りに広がる。心地よい湿度と草木の青い匂い。よく知っている世界に
ゆっくりと着陸していくのを感じる。着陸先がマナリというのが素晴らしい。

トラブルはあったが午後3時頃に無事にマナリのバスステーションに到着。バスから
一歩降りた目の前にいきなり植物が群生していてびっくりした。

バックパックを抱えて歩いているとコブラ使いが美しい笛と太鼓の音でコブラを
躍らせているのを見かけた。なんともインドらしい歓迎だ。後にして思えば彼らは
かなり腕のいい使い手でコブラだけでなくパイソンも連れていた。いい感じだったので
写真を撮ってバクシーシを渡してリキシャスタンドに向かう。

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そこで偶然話したインド人がヴァシストでホームステイ的に泊まれるから来ないかと
誘ってくれたのでひとまずついていき、100Rsでいいと言われたので即刻そこに決めた。


翌日が満月で七夕だったのでもし音が出せたらいいなと思っていたので夕食ついでに
店を探す。Sebbaba Cafeという谷に面してとても景色がよく、ゆったりとした店を
見つけたのでそこで晩ご飯を食べ、話をするとOKの返事。突然ではあったが
次のPartyが決まった。
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by djsinx | 2009-07-07 08:10 | 旅の記録

レーからマナリへ 一日目

705



朝の4時にバス停までのタクシーを予約していたのでがんばって早起きをする。支度を終えて待っているとほぼ時間通りにタクシーがやってくる。値段は普段の倍ほどかかったがChangspa Rdの一番上からバス停までこの時間に歩く気にはならない。今日は何と言っても15時間の行程なのだ。

外はまだ真っ暗だったが、バス停には既に人が数人待っていた。ドアが開くのを待っているとツーリストも少しずつ集まってきた。夜が白み始める。4時半きっかりにバスのドアが開けられ、待っていた乗客たちは一斉に自分の席に着く。荷物を屋根に載せ、後は出発を待つばかり。

チケットの確認が終わると予定の5時を待たずにさっさと出発。長い道のりだからだろう。走り始めたころにようやく夜が明ける。Karuの先の小さな街で朝食の時間になる。街道沿いの、食堂と商店が並んでいるだけのような集落だ。ここでみんなチャイを飲み、この先の道に備える。

そしてバスはインダス川を渡り、ヒマラヤの山並みの中に入り込んでいく。曲がりくねった山の間を走り抜けると突然美しい村が現れる。

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羊を追う村人
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そして山と平原は続く
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昼前に世界第2位の峠に向かう。思ったより雪は多くなく、道も洪水になったりはしていない。景色が驚くほど美しい。まさにこれこそMiddle Of Nowhereにふさわしい。

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ツーリスト用のバスではないので峠で写真休憩などはなくあっさりと通り過ぎる。そして
崖っぷちの長い下り坂を何度もダンプカーやタンクローリーとすれすれですれ違いながら
降りてゆく。

やっと平地に着くとそこは見たこともない景色だった。

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澄み切った空気の中、はるか地平線の山並みまで続く平原。だけどそんな場所でも
ローカルの人々はバスを降り、何もない荒野に向けて歩き始める。きっとこれも
彼らにとっては当たり前の日常なのだろう。

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軽い休憩を挟んで平地をさらに進む。気がつけば道は轍となり、辺り一面を好き勝手に
車が走っている。そしてキャラバンも。

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そんな光景の中に時折点々と住居が見える。

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2時間近くそうした場所を走っていると突然目の前の地面が大きく落ち込み、巨大な
川が姿を現す。いったいどれくらいの深さなのだろう?全く見当がつかない。

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相変わらず交通は激しい。ぎりぎりのところでのすれ違いが続くがローカルバスは
どうやら立場が強いらしく絶対に引かない。クラクションを鳴らして強引に先に進む。
こういうところはさすがインドだ。

だが、この坂の途中でトラックが立ち往生してさすがにこちらも進めなくなる。

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目の前は美しい川が広がる。もうどうしようもないので景色を眺めながら復旧を待つ。
こういうところのトラブルは大体ある程度の時間がかかるがどうにかなる。

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その後、しばらく走るとヒマーチャルプラデーシュ州に入る。ここで簡単なパスポートの
チェックを受けることになる。万事問題なく終了。ここから最後の峠を抜けて今日の
目的地のKeylongへと向かう。ここまで来るとずいぶんと植物の量が増えている。

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そしてこの最後の峠、降水量の関係かやたらと雪が深い。激しく流れている雪解け水の
川を勢いよくばしゃばしゃと突っ切って走る。もちろん対向車は相変わらず激しい。

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峠を越えると半分凍った湖が現れる。

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その湖から流れ出る川と共に坂道を下り始めると、急にそれまでは存在しなかった低木が
姿を現す。その高さはどんどん高くなり、様々な植物が辺りに生い茂り始める。
ラダックを抜けた。まさにそう実感する瞬間だった。荒野は草原に変わり、農地が
見え始める。恐ろしいほど深い谷を越えた傾斜地にも畑がある。どうやってそこまで
行くのかと気が遠くなるほどだった。

辺りは夕方の光に包まれ、山に囲まれたこのエリアではあっという間に薄暗くなる。
山を下りきった村で最後の休憩をし、ほぼ真っ暗となって街灯なんてどこにもない
崖っぷちの細道を大型車とすれ違いつつ先を目指す。

そして予定より少し遅れた20時過ぎ、ようやくバスは目的地のKeylongにたどり着いた。
客引きが大勢集まり、その中から安い宿を選ぶ。結局バス・トイレ別の250Rsの部屋に
宿泊。バス停が目の前なのはとてもよかった。
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by djsinx | 2009-07-06 17:48 | 旅の記録

マナリへのチケット

704


バスステーションにマナリまでのローカルバスのチケットを買いに行く。オフィスに行くと直接ドライバーから買うように指示される。メンテナンスでステーションを離れているらしくチャイを飲んで待つ。インドでは待たされるのはいつものことで、チャイ屋もどこにでもあるから待つときは大体チャイを飲む。

しばらくするとバスが戻ってきたのでチケットを買う。二人がけの窓際の席を取れた。他にもちらほら旅人の姿が見える。翌日は4時起きでバスは5時出発。早めにパッキングをしてしっかり休む。
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by djsinx | 2009-07-05 20:22 | 旅の記録

インド旅情報 ラダック 周辺の村々 マナリへ

周辺の村

西側

レーからシュリナガルに通じる道路沿いのエリア。それなりに距離があり、バスの本数も制限されているので計画的に回らないと時間がかかる。複数のゴンパを訪問するのであれば日帰りは無理だと思ったほうがいい。

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スピトゥク(Spituk):
飛行場のすぐそばにある村。バス停からすぐのところに大きなゴンパがある。見ごたえがあるが、頂上にある古いゴンパの内部は特に圧巻。ここは写真撮影不可。軍事施設があることからゴンパから空港方面の撮影も禁止されている。レーからローカルバスで9Rs。宿は特にない。

ニンムー(Nimmu):
バスの休憩所のある村。レーを背中にして右手奥の食堂が美味しい。チャナマサラとプーリーで30Rs。さもさ、パコラ、チャイ、どれも安くていい。

アルチ(Alchi):
レーからローカルバスで3時間程度。55Rs。朝8時の直通バス以外はインダス川にかかる橋の前で降ろされてそこから4km程荒野を歩く羽目になる。ここのゴンパというか仏教遺跡はチベット仏教遺跡としては1.2を争うほど美しいとされているが、実際他のゴンパとは全く違う。カシミールから職人を連れてきて作ったとされており、その造形美は圧巻。じっくり時間をかけて鑑賞する価値あり。ちなみに写真撮影は全面禁止。写真満載のブックレットが180Rsで販売されている。村のメインロードの一番奥がバス停になっていて、G.H、レストラン、ベーカリー、お土産屋などが軒を連ねる。ゴンパはその先の小道の一番奥。入り口が少し分かりにくいので注意。帰りのバスは午後3時にここのバス停から。逃すとメインロードから4時ごろ。

サスポル(Saspol):
アルチからインダス川をはさんだ対岸の村。一面に広がる麦畑とその背後のヒマラヤの山々がとても美しい。レーからは同じく3時間、55Rs。レストランや宿もある。この村の宿に宿泊すると隠しイベント「岩窟寺院」のフラグが立つ。岩窟寺院へは畑のあぜ道や岩場を通るのでトレッキングシューズがあったほうがよい。なお、ここに個人で行くのは無理ではないけれど場所を知らないとかなり大変。

Alchi View G.H.
ホームステイ感たっぷりの家族経営の宿。1泊300Rs程度でシーズンによって上下すると思われる。交渉してみるとよい。食事もとることができるが、宿の人の晩ご飯にお邪魔する感じでとても楽しく、ローカルフードを味わえる。娘さんが美人。

リキル(Likir):
レーから2時間強、55Rs。メインロードの何もない場所で下ろされてそこから村まで徒歩で20分程度。お目当てとなるゴンパにはそこからさらに1時間程度歩くことになるので注意。ショートカットが途中にあるが一度川まで降りてまた登るので距離的には短くても時間的にはどうか微妙。ゴンパの見所は人骨の祭具のある展示室と大仏様。帰りのバスはメインロードから4時半頃が最終。


東側

レーから比較的近いエリアだが、場所によってはバスの便が悪い。インダス川の南岸を回る時はある程度注意が必要。帰りの最終バスの時間、宿の有無は調べた方がいい。

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シェー(Shey):
ティクセィlの手前、レーから20分程度、10Rs。パレスの跡地がある。ゴンパの見た目は大きいが入れる場所は余り多くない。廃墟になっている最上部に登るのは危険と思われる。レストラン、宿も一応ある。

ティクセィ(Tiksey):
レーから30分程度。15Rs。大きなゴンパがあり、内部は見所が多い。車道の突き当りが正式な入り口。変なところから登ると迷う。大きな仏像がある。布で顔を隠した仏像なども多い。学校や博物館が併設されている。

へミス(Hemis):
レーから1時間強。街道の街、Karuからインダス川を越えて4km程度。ここは村というよりほぼゴンパだけ。宿もないことはないが、バスも本数が少ないのでPangong Lakeなどのツアーと組み合わせるのが便利。規模が大きく、博物館も充実している。7月頭にあるフェスティバルはラダックで一番大きい。仮面の踊り、チャンダンスが見られる。フェスティバルの時はバスの本数も増えるが大混雑するので注意が必要。


北側(Nubra Valley)

Nubra Valleyに入るにはPermitが必要。旅行代理店で手配できる。一人140Rs程度と言われるが、手間賃込みなのでがんばれば値切れるかもしれない。Permitを持っていても4人以上のグループでないと追い返されるという記述もガイドブックには見られるが、09年7月現在ではPermitさえあればローカルバスで入ることも可能なようだ。ただし、各街を行き来するバスの便が悪いため、効率的に回るのは厳しそう。自転車、バイクで回る旅人も見かけるが、未経験者は止めた方がいい。5600mの峠は伊達じゃない。

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ディスキット(Diskit):
山の中腹に大きなゴンパがある。中は見所多し。外には建立中の大仏様がおわしている。街はNubra Valleyの中心地となるため、市場やレストランがあり、賑わっている。宿も数件あり、ジープツアーで来た場合にはこの街に宿泊する可能性が高い。

Sunrise G.H:
3ベッドドミが一人100Rs。ダブル200Rs。お湯はバケツで10Rs。夕食、朝食も宿で食べることができるが別料金。街の外れにあるが市場までも歩ける。部屋はきれいで食事も美味しい。

ハンダー(Hunder):
Nubra Valleyの西の果ての村。一般人はこの先は入れないようだ。この周辺では谷は砂漠となっており、ラクダに乗れる。キャメルサファリ1時間500Rs、15分150Rs。宿もあるようだがジープツアーでは恐らく使わない。

スムール(Summur):
街外れにゴンパがある。学校が併設されていて、少年僧達が読経しているのが遠くから聞こえる。外観は最近メンテナンスされたのか新しい感じだが、内部はとても重厚。髑髏をあしらった絵や調度が多かったように感じた。宿や食堂も若干ある。ジープツアーで二泊三日の場合はここにも泊まるとのこと。

パナミック(Panamik):
外国人が訪れることのできるインド最北端の地。インドの秘境、ラダックから世界一の峠を越えて辿り着くこの小さな村は、日本人にとってはもう一つ重要な意味を持つ。それは『温泉』である。なんとここには温泉があるのだ。村はずれの斜面に立てられたコンクリートの小屋。そしてその少し上に見える藻に覆われた池。ろくに道も階段もない坂を登っていくとその池は間違いなく源泉。熱くて触れないほどだ。そこから少し下ってパイプを通り、小さな小屋の中の浴槽にお湯が流れ込む。この時点で湯音は体感で43度程度。日本人には絶好の温度。湯船には水が溜まっていないが、誰が残したのか丸い石やビニールがあるのでそれを排水口の入り口に嵌めるとゆっくりお湯が溜まってくる。10分程度で膝丈より深くなって十分に浸かれる。湯質は透明で硫黄の香りが仄かにする。十分暖まった後はラダックの冷たい風の下でもぽかぽか。でも結構吹きさらしなので湯冷めには注意。



レーからマナリへ

ツーリスト向けの1日ジープツアーが1200Rs程度。午前1時出発で午後9時到着というものすごい弾丸ツアー。途中で一泊せずにすむのは利点だが非常に疲れるらしい。レーの旅行代理店で申し込める。利用できる時期は雪解けのタイミングによるので毎年変わるが、大体5月の中旬から下旬ごろに通れるようになる。なお、10月には再び雪のため閉鎖される。

ローカルバスは途中のKeylongまでが午前5時発で午後8時着。値段は500Rs弱。Keylongからマナリへは日に何本かバスがあり、5時間程度。値段は98Rs。レーの新バスステーションで前日の午前10時頃からバスのドライバーから直接チケットを購入する。Keylongからマナリのチケットは別途Keylongのバスステーションの窓口で購入する必要がある。Keylongにはバスステーションの近くに安宿と食堂が数件ある。ドミ40Rs、ダブル250Rs程度から。

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by djsinX | 2009-07-05 12:08 | 旅情報

インド旅情報 ラダック レー


デリーからレーへ

デリーからレーに向かうフライトは基本的に早朝になる。国外から到着してデリーがトランジットであればそのままシャトルバスに乗って国内線のデパーチャーラウンジで朝を待つことになる。チェックイン後のラウンジの方が広くてお店もあるのでチェックインカウンターが開いたらさっさと中に入った方がよい。窓からの眺めが素晴らしいので極力窓際の席を予約しておくことをお勧めする。なお、レー発の飛行機にはカメラの手荷物持込ができないため、空からヒマラヤを撮りたいなら忘れずに手荷物にカメラを持ち込むこと。

レーに到着すると飛行場内では写真を撮らないように言われるので注意。ここは既に国境地帯、レーの飛行場も軍事用に転用できるしっかりしたものだ。到着時に高山病に関する注意事項等を網羅したパンフレットを渡される。

・到着後36時間は安静にして動き回らないこと
・水をとにかくたくさん飲むこと

この二つが非常に大切。到着日と翌日は体調を見ながら極力動かず、せいぜい散歩程度に留めておくべき。また、どこの宿の人も高山病については理解しているので到着時に空路でレーに着いたばかりであることを伝えておくとよい。


レー情報

インド最北のラダック地方、ヒマラヤ山脈の只中の標高3500mに位置する街。チベット系の仏教徒が住み、インド各地、そして世界中から旅人が訪れる観光地でもある。バイカー、トレッカー、マナリから流れてくるヒッピーも多い。ラダック地方の中心地でもあり、街の規模は大きい。宿泊施設、レストラン、お土産屋、両替所、旅行代理店も充実している。中心街のメインバザールとFort Rd付近はシーズン中はローカル、観光客入り乱れてごった返す。展望台も兼ねているShanti Stupaへ向かうChangspa Rdには安めのG.Hや観光客向けのレストラン、旅行代理店が乱立する。

土産物は仏具を始めとしたチベット関連商品、ターコイス、そしてカシミア、パシュミナ等のショールなど。カシミール絨毯を扱う店も多い。

ATMは街に二件しかなく、昼間は下手すると2時間待ち。朝早くか夕方遅めがよい。ネットカフェはたくさんあるがどこも遅く、回線断もよくある。値段はどこでも1時間90Rs程度と高い。

シーズンは6月から10月。これ以外の時期も飛行機でなら訪れることができるが道路は雪で完全に閉鎖される。5月末程度からマナリやスリナガルからのジープツアーが始まる可能性もあるが、基本的に雪次第なので詳細はその時その場所にいないと分からない。

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宿
街中の基本的な値段はバス・トイレ別でダブル200Rs程度が最安値。Changspa Rdの奥の方まで行くとさらに安いところがある可能性がある。ただしシーズン真っ只中はさらに値上がりすると思われる。なお、トレッキングやツアーで早朝に宿を出る人が多いので、好みの宿を探すなら朝早くがよい。

Oriental G.H
Changspa Rdの一番奥、突き当たりを右折した所にある国内外の旅行者に人気の宿。宿泊棟は3棟あって一番安い部屋はバス・トイレ別150Rs。200Rsの部屋もいくつかあるが、これらの安い部屋は予約ができない。基本的に部屋はきれいで眺めは最高。部屋によってはパレスやヒマラヤ山脈が窓から見える。宿で食事を取ることができ、朝食70Rs、夕食はビュッフェ形式で85Rs。味とボリュームを考えるとかなりお得。受付の奥にネットカフェと図書室あり。ラダック関係の本もいろいろある。テレビもここで見られる。また、ジープツアーやトレッキングに行く際に荷物を無料で預かってもらえる。スタッフもフレンドリーで感じがよい。シーズン中は朝一に確認しに行かないと部屋を取るのは難しい。

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Shanti G.H
Oriental G.Hの隣の宿。家族経営で居心地がいい。一番安い部屋はバス・トイレ別200Rs。屋上にゴンパがあり、時折お祈りをしている。ここの主人はトレッキングのガイド歴が長く、アレンジもしてくれる。親身にアドバイスをしてくれるので話を聞いてみるのもよい。朝食は45Rs、夕食は70Rs。夕食は事前に連絡要。ここも人気の宿なのでチェックインは早目がよい。

Chow G.H
レーでのヴィパッサナー瞑想の拠点となる宿。Changspa Rdの中ほど、巨大マニ車のある橋から100mほど下ったJewish Houseの脇の小道を降りていくとある。宿の女将さんが関係者なので情報は基本的にここに来れば手に入る。登録関係を含めて不明な点があればここで相談するとよい。連絡先など教えてもらえる。また、会場までの有料の送迎バスがここから出発する。部屋は200Rsから。


レストラン
シーズン中の6月から10月を除いてChangspa Rdのレストランの多くは閉店するので注意。メインバザール付近のレストランは通年のところが多いと思われる。

Lamayuru Restauarant
Fort Rdの橋のそばにある人気のベジタリアンレストランで、インド料理がメイン。他にも中華、チベット、西洋料理もあり。とにかくここで食べるべきはカレー。数十種類のバリエーションはどれも最高に美味しい。特にインド人観光客に人気で夜は座れなくて待っている人も出るほど。値段も一品30Rsから70Rs程度とレーではお手ごろな部類。チャパティ5Rs、チャイ10Rs。ランチ限定のターリーは大盛りで50Rs。

Cafe Jeevan
Changspa Rdの登りきる手前にある。元Book Lovers Retreatというカフェで、現在も二階の屋上席には様々な本が並ぶコーナーがある。料理はベジタリアンで西洋料理、インド料理、中華料理がメイン。どれを食べても非常においしいが、やはりインド料理が一番美味しい。値段はツーリストレストランとしては安めで100Rs前後で食べられる。ネットカフェ、本屋も兼ねている。

Orange Sky Garden Restaurant
Changspa Rdの中ほどからちょっと下った所にあるオープンエアのガーデンレストラン。フランス人の元心理学者、パスカル女史の経営するParty感溢れる空間。ベジ及びノンベジの西洋料理が中心でカレー、中華もある。値段は若干高め。ゴアスタイルの靴を脱いでゆっくりできるラウンジの居心地は最高。焚き火もほぼ毎晩焚かれていて太鼓やディジュリドゥを持ち込んで遊んでいる旅人がいたりファイアーパフォーマンスをやったりとレーには珍しいタイプのレストラン。ビールはないがラムやウォッカがある。

オーナーに自分のMix CDを渡して話をすれば自前のPC持ち込みで音出しをさせてもらえる可能性がある。ただ、ラダックでの法律のせいでここでPartyはできないため、Tranceを始めとしたDance Musicは不可。ちなみにシステムも大きくはないがレストラン内に音を響かせるには十分。また23時を過ぎると表向き営業終了なので音も小さくする必要がある。お店自体もお客の残り具合に寄るが、25時前後には閉まる。なお、アンプラグドであればLive等もやれる。正式なミキサー等はないため、システムを通す演奏は対応できない可能性が高い。

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Wonderland Restaurant
Changspa Rdの中ほどにある有名レストラン。各国料理が食べられる。屋上席が広く、旅人がいつもたむろしている。値段も味も平均的。真っ昼間からぐだぐだしているイスラエリも多い。


ジープツアー
協定があるため基本的にどこの旅行代理店で申し込んでも値段は同じ。ジープ1台当たりの値段になるため頭数が多ければそれだけ一人分の値段は安くなる。最大6人まで乗れるので友達がいれば一緒に申し込むのもありだし、旅行代理店で追加の参加者募集をしているツアーに申し込むのもよい。また、代理店によってはトレッキングのアレンジが得意だったりローカルの民家へのホームステイの情報を持っていたりと得意分野があるので、店の前に貼りだしてある広告の内容を見ながら何軒か回ってみるのがよい。インドでは手のツアーに参加した時にはツアーの最後にドライバーに一人当たり50Rs程チップを渡す習慣があるらしい。少なくともインド人観光客はほぼ確実に渡していた。まあ、渡すかどうかは個人の判断でいいと思う。

Nubra Valleyツアー
一泊二日で6000Rs程度。世界最高の自動車用峠、Kardung Laを越えてインド最北の国境地帯を巡る。レー付近とはまた表情の違う谷の景観は壮大の一言。Diskitのゴンパは素晴らしい。また、Hunderの砂漠地帯でキャメルサファリを楽しめる。Sumurでのゴンパ見学、Panamikの温泉等もある。Panamikの温泉は日本人的にはハイライト。インド最北の地で入る温泉は最高。二泊三日にしたりPanamik訪問を追加すると値段が上がる。

Pangong Lakeツアー
日帰りで6000Rs前後。世界第三位の自動車用峠、Chang Laを越えてインドと中国の国境をまたぐ湖、Pangong Lakeへ行く。湖の美しさは個人的には世界屈指。周囲の山々の雄大な風景と合わせて楽しみたい。また、道中の風景もダイナミックで美しい。料金追加で途中のChemreyやHemisのゴンパに立ち寄ることもできるが日帰りだと一つが限界。一泊二日のツアーもある。

ゴンパめぐりツアー
レーの周辺の町や村にはゴンパがあって拝観できる場所も多いが、ローカルバスで回るには時間と手間がかかる。そのためいくつかのゴンパを一日出回るツアーが数多くあり、効率的に観光できる。Hemis、Tiksey、Sheyなどの上流域方面、Alchi、Likir、Spitukなどの下流方面に大別できるが色々アレンジは可能。


トレッキング

ラダックのトレッキングはネパールと違い、初心者用のコースは基本的にないと考えたほうがよい。一番簡単とされ、「Baby Trek」と呼ばれているLikirからTemisgamへのトレッキングですら3日間の行程となる。履き慣れたトレッキングシューズは必須。それ以外の装備品は現地調達でも問題ない。トレッキング開始地点が高度3500m程度となり、多くの場合5000m越えをするため、到着後、高地順応をする必要がある。さらに、雨や雪の可能性もあるため雨具、防寒具も必須となる。トレッキング中は宿もないため、ルートによってはテント泊、洞窟泊となる可能性も大きい。よって、始めてラダックをトレッキングする際は旅行代理店や経験あるガイドと相談して行程をアレンジする必要がある。ガイド、コック、ホースメン等を雇った際の一日の値段は60ドル前後とのこと。ルートや食事の内容によって金額は前後するがだいたいこの程度かかるようだ。
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by djsinx | 2009-07-05 00:52 | 旅情報

Hemis Festival

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朝の6時過ぎにがんばって目を覚まし、外を見ると天気はよくない。寒くなることを考えて防寒着を多めにして出発する。歩いているとなぜか送迎の車がジープまで連れて行ってくれる。遅かったのだろうか?旅行会社の前でジープに乗り込み、Hemisを目指す。韓国人とヨーロピアンと一緒のジープだった。Karuを抜けるとHemisまでは一本道だが、大量のジープと乗用車がゴンパに向かっているのが見える。途中には巨大な駐車場まである。

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係員に指定された場所で車を降りる。どこで待ち合わせなのかはいまいち分かっていなかったがなんとかなるだろうと気にしない。朝食を屋台で食べ、ゴンパに向かう。入り口でやはり入場料を払い、中に入ると広場はもうものすごい数の人。しかも後から後から押し寄せてくる。二階部分の席が調子がよさそうだったのでそちらに向かう。かなり全体がよく見える。訪れているのは地元のラダック人に観光客のインド人、欧米人、そしてこの時ばかりは日本人のグループもいた。このお祭りのために強行軍でラダックだけ訪問しているという。Hemisのお祭りはラダックでは一番規模が大きいと言われており、仮面をかぶったチャンダンスが有名で、それを目当てに世界中から人が訪れるという。

予定の9時を過ぎても当然のように踊りは始まらず、天気はさらに悪くなり、雨交じりの風に時折雪までも混じるようになった。持っていた防寒具を全部着込んでひたすら耐える。一度離れたら同じ場所に戻ってくるのも相当大変そうだった。見物人は今やゴンパの屋上から窓まで鈴なりになって開始を待っている。

やがて少しずつ僧侶達が集まり、太鼓とホーンが鳴らされ、巨大なタンカが開帳される。一度間違えてとりに戻ったのはご愛嬌。壁一面にタンカが広げられる。そして踊りが始まる。

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いくつかのお祈りがあり、髑髏のマークをあしらった衣装の踊り手が10人ほど現れて舞い始める。

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そしてそこからは様々な種類の踊りが繰り広げられる。地獄絵図に表れる恐ろしい形相の仮面から高僧と思われるような人物、そして悪霊を意味する骸骨の仮面まで、様々な仮面が次々と登場する。ある意味コミカルでもあるが、その衣装と踊りの重厚さと雰囲気はとても心地よい。途中から雨も雪も上がり、太陽が姿を見せる。あっという間に汗ばむほど暖かくなり、着ていた服を脱ぐ。

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午後2時過ぎに帰りのジープに間に合うように少し早上がりする。入り口まで降りてそのまま人の流れに乗っていくと駐車場に着いた。二人で手分けして探すとすぐに運転手が見つかり、全員そろうのを待ってレーまで戻る。ローカルバスで来ていた人もたくさんいたが、すし詰めでちょっと大変そうだった。
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by djsinx | 2009-07-03 20:08 | 旅の記録

Chillout Party再び

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お昼から街に出てフライヤーを配る。人もいい感じに増えてきているので用意していた分はすぐになくなった。お店のシステムも新しく追加されていて前回よりもパワーアップしている。夕方に準備を済ませてお店に行ってみるとどうやら若干電気系統にトラブルがあったらしくお店全体の電気が消えている。電気屋が来て修理をするのにしばらく時間がかかり、開始予定時間を過ぎてようやく復旧が完了。

でもその後に今度はChangspa地区の停電が始まってしまった。こうなるとジェネレータを持っていないOrange Skyは結構なすすべがない。とりあえずキャンドルを出して復旧を待つ。そしてようやく8時半ごろに電気が回復するが安定しない。1,2度PCを再起動する羽目になりながらも何とか音を出すことができる。

音自体は前回に比べて断然よく、割れたりもしない。気温もちょうどよくて風も激しくなく、ちょうどよい感じだった。今回は俺が先に入り、Junちゃんに途中で交代。最後にまた俺が入った。少しリズムが入るくらいから最後はゆっくりなアンビエントへ。夕食の遅いインドらしく、9時過ぎからお客さんが徐々に入り始め、序盤にアクシデントはあったもののいい感じの客足になった。ガタイのいいシーク教徒の兄ちゃんが遠くから「Good Music!!」とエールをくれた。

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12時過ぎに小雨がぱらつき始めたのでそのタイミングですばやく撤収。友達のお店が新しくできたらしくパスカルがお店をほったらかして遊びに行くというのでついていく。元々はレストランだったところをメディテーションの施設にしたという。既に大勢集まって音楽もかかっていたが、ビールがオーダーできたりと不思議な場所だった。

パスカルはしばらく飲んでいくとのことだったけれど翌日Hemisのお祭りに行くツアーに乗ることになっていたので先に上がる。
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by djsinx | 2009-07-02 19:47 | Partyの記録

SaspolからLikirへ

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朝起きてまた家族と一緒に朝食を取り、娘さんのアンモンちゃんに案内されて岩窟を見に行くことになる。途中まで村のメインロードを歩いていたが、川沿いから家の裏手に入り、その先は畑の畦道を歩き出す。時折地元のおじちゃんやおばちゃんと出会うと笑顔で挨拶をしている。みんな彼女のことを知っているようだ。ラダックの田舎村から都会に勉強しに行っている才女という具合なのだろうか。確かにとても利発的で英語もしっかりしている。

曲がりくねった畑の畦を、時には飛び越え、なかばよじ登る所もありつつ、岩山の麓に辿り着く。そしてここからが本番。崩れやすい岩山の崖に作られた急な勾配を登る。こうなってくると空気が薄いのがもろに応える。息はすぐに上がり、足元を見ながら少しずつ登る。距離としてはたいしたことはない。下に落ちないように気をつけながらアンモンちゃんの後をついて岩窟の扉をくぐる。

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そこには驚くほど鮮やかに壁画が残っていた。天井と四方の壁は全ての平面が精密な壁画で埋め尽くされている。Alchiのものに似ているがもっと時代が古いということだ。こんな場所がひっそりと残っていることに本当に驚いた。一つ一つのディティールも手抜きなどは一切ない。他に訪れる人もいなかったのでじっくりと見ることができた。

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その後崖の上にある崩れた城跡があり、そこまでがんばって登る。そこは村とインダスと山々を一望にできる絶景スポットで、さっきまで歩いていた道から昨日のAlchiの方まで全てを見渡せる。瓦礫になった城跡の壁際を歩いて回る。

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バスの時間が迫っていたので再び岩山を降りて畦道を抜けて村に戻る。

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宿でチャイを飲みながら待っているとレー方面に向かうバスが到着。Likirで降りる旨を伝えて乗り込む。驚いたことにヴィパッサナー瞑想で一緒だった人が3人も乗っている。トレッキングの帰りだという。

LikirへはSaspolから30分以上曲がりくねった上り坂を進んだ先の何もない荒野で突然下ろされ、ここからしばらく歩いたところだと言われる。一緒に降りたローカルのおっちゃん達にゴンパの場所を尋ねると、何もない荒地についた踏み分け道を指して向こうだと言われる。確かに宿や食堂の看板がちらほら見えたので間違いではなさそうだった。帰りのバスの時間もあるので早足で進む。

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だがこれが思ったよりも遠い。Likirからゴンパまで40分程度歩くと書かれていたが、まずLikirの村までがそれなりに歩く。そしてそこからが長かった。遥か遠くにゴンパが見えて喜んだのもつかの間。いくら歩いても近づいているようには見えない。1時間近く歩いてようやく谷を挟んだ対岸まで来る。そして「ショートカット」と書かれたサインを信じて谷を降り、反対側を登る。これは結構きつい。石がごろごろしている上に登っていくと道がよく分からなくなる。牧場と農場がモザイク状に入り組んだ不思議な場所に出てしまう。ゴンパは見えるので家の裏手や畑の畦を通ってどうにかゴンパの下までたどり着く。

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細い道を回りこんでやっと入り口まで来たが、既に昼休みに入っていた。近くのオープンエアの食堂でご飯を食べていると汗が乾いてかなり寒い。チャイを何杯も飲んでしまう。

その後ゴンパに行くとまだ若い僧侶が子供達に勉強を教えている。お堂を開けてもらえるか聞くと子供達が鍵を持ってついてきて開けてくれて見ている間も遊んでいた。お堂は美しく、地獄を描いたような図柄が多かったのが面白かった。最上階にある小さな博物館は古いタンカ等をはじめ見ごたえがあり、人間の頭蓋骨を使った器や足の骨で作った笛なども展示してある。チベット密教の密教的な部分が見れるのが面白い。

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帰りはショートカットせずに自動車の道から帰る。距離は長いが上り下りも少なく、舗装されているので楽。帰りのバスの時間に間に合うように急ぐが、やっぱり遠い。さすがに足のマメも痛くなってきたけれど乗り遅れは厳しいので必死で歩く。そして何とか予定時間の4時半前に街道までたどり着く。

もちろんバスはすぐになんか来るはずもなく、廃屋になったバス停と思われる建造物の陰で風をよけながらひたすらに待つ。途中でOrange Skyで働いている男の子が友達と一緒にバイクで通りがかる。二人で友達のところに行っていたそうだ。後で店に顔を出すねと言って別れたが、それにしてもラダックは広い様で狭い。ここもご近所なのだろう。

そして何本か逆方向のバスをやり過ごして1時間、ようやくお目当てのレー行きのバスをつかまえることができた。もちろん中は大混雑。運転席の後ろの狭い椅子にみんなで少しずつお尻を乗せて座る。こういうふれ合いはとても楽しい。

途中でまたもやNimmuで休憩。冷えた体をチャイで暖める。そしてこの頃ようやく降りる人もちょこちょこいて座ることができた。それでもローカルの人たちは後から後から短距離で乗っては降りしていた。

暗くなる頃どうにかレーに戻ってくる。パスカルに約束していたので翌日のChillout Partyの話をしにOrange Skyに顔を出す。さっきの男の子達よりどうやら先に着いたようで食事を終わった頃に再会する。無事に話はまとまり、開催決定となる。
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by djsinx | 2009-07-01 19:03 | 旅の記録