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第五部『アフリカ大陸編』終了

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一週間滞在したカサブランカの旧メディナを出発して空港に向かう。6時半に宿を出るとまだ薄暗い。店は当然全部しまっていて、清掃人が道を掃き清めている。いい朝だ。このカサブランカをこんなにも去りがたい気持ちで出ることになるとは。本当に旅というのはこういう出会いがあるからやめられない。

門を出るとプチタクシーはすぐにつかまる。15分程で駅に到着。運転手もいい人だった。モロッコ人は人が悪いと言われていたけれど、嬉しい気持ちにさせられることの方がはるかに多かった。インド人もそうだったけれど。

駅に到着するとどうやら列車のトラブルで空港行きのチケットが買えない。日本人の女の子も同じ理由でスタックしていて、しばらく待ってみても状況が変わらなかったのでグランタクシーで向かうことにする。我々を見つけたモロッコ人の青年がやはり空港に誰かを迎えに行くためにグランタクシーを探していたので四人で乗りあって向かう。最後の最後にトラブルがあったりもするけれど、それも新しい出会いがあったりきっかけがあったりで旅が流れていく。いい兆候だ。

空港は思いの他遠く、到着までに時間がかかる。空港でチェックインした時にはもうイミグレを通ってゲートまで行ってくれと言われる。本屋を確認して朝食を食べてからイミグレに向かったら慌て顔の係員に

「ドーハ行きのカタールエアに乗るのか?君達が最後だから早く向かってくれ」

と言われて列から連れ出され、個室で出国手続きを大急ぎで済まされ、他の乗客に割り込むように荷物検査をさせられ、

「急げ!走れ!21番ゲートだ!!」

と真顔で急かされる。まだ時間あるだろうと思っていたけれどあまりに真剣なのでさすがに走る。相変わらずPCが重い。さすが5年物だ。肩がきしむ。ようやく見えてきたと思ったら全然他の乗客が余裕で免税店の袋下げてニコニコ搭乗手続きしてる。

まだ余裕じゃん!と思ったけれどディルハムも使い切っていたのでそのまま搭乗。思いがけずハプニング続きで見送られることに。なんだかインドっぽいなぁと感じてしまう。

カタールエアは超快適。アフリカの砂漠を眼下に見ながら南米とは全く逆方向のカタール、ドーハ空港へと向かう。途中で則天武后の出てくる中国映画を座席のモニターで観る。「Hero」みたいに則天武后もワイヤーアクションするのかと楽しみにしていたけれどさすがにそれはなかった。中国映画のぶれず揺るがない映像センスには脱帽する。実際の中国人のファッションセンスとの乖離はいったい何だと突っ込みたくもなるのだが。
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by djsinx | 2011-02-11 20:20 | 旅の記録

モロッコ旅情報 カサブランカ、南米へ

エッサウィラからカサブランカへ

エッサウィラの民営バスターミナルからカサブランカへ何本も出ている。民営バスターミナルはメディナから少々歩くかタクシーで10DH。バスの値段は会社に寄るけれど80DH程度で6時間前後。荷物代をやたら高く言われる時があるので高く言われたと感じたらゴネまくるといい。道は広くてまっすぐなので移動としては楽。途中で休憩が一回入った。

カサブランカのターミナルは街の外れにあるので中心部のアンシャン・メディナまではタクシーで30DH前後。もっと安く行けるかもしれないけれど私達の時は何台か聞いてもこれ以上は下がらなかった。実際30分程度かかっていた。


カサブランカ

多くの旅人にとってはただ通過するか、エアでのモロッコへの出入り口としてか、黄熱病の予防接種を受けるというための街。バスで2時間の首都、ラバトの方がまだ居心地がいいと信じられているため、滞在する人は少ない。実際街はだだっ広くて埃っぽく、車の量も多い。ただし、個人的にはここのアンシャン・メディナは非常に面白いし居心地がよかった。

パスツール研究所

カサブランカを訪れる最大の目的の一つ。黄熱病の注射を受けられる。有名なのでタクシーの運転手は誰でも知っている。アンシャン・メディナからメーターで10DH弱。入り口の左側のVactinationの建物で150DHで受けられる。フランス語名はFievre Jaune。混んでいなければ入り口入ってから所要時間3分。

カサブランカのアンシャン・メディナ

モロッコを訪れる旅人は数多いけれど、ここの良さに気付いて帰る旅人は恐らく非常に少ない。なんと言うか場末で下町情緒に溢れ、やさぐれ感も満載で人々も見ていて飽きない。個人的には一度連れて行かれてショックを受けた大阪の西成区、もしくはインドのヴァラナシと非常に印象が近い。ここではその魅力を書き記す。カッコ内は個人的な愛称。

スーク通り(アメ横通り)

アンシャン・メディナのど真ん中を突っ切る非常に賑わっているスーク。ほぼ全てがローカル向けの店で、観光客用の土産物屋は時計塔付近に若干あるくらい。

カフェ通り(親不孝通り)
スーク通りの半ばの食堂が何軒かあるエリアから右手に向かって伸びる通り。カフェが並び男達が昼間から夜中まで賭けトランプに興じている。大体どのカフェもキフ臭い。その間にはゲームセンターやプールバーで若者が遊んでいて賑やか。食堂、スナック屋、ネットカフェ、ハマムなどもある。

魚料理屋台街(魚河岸)
時計台の袂にあるシーフードの屋台街。昼時がメインで混み合っている。観光客もいるエリアなので呼び込みも多い。値段は大して安くなさそう。

安宿スクエア(ダルバールスクエア)
時計台の左側の門から入ってスーク通りを歩き、途中でネットカフェのところを右に反れると安宿の並ぶ一角がある。シングル50DH、ダブル80DH程度から泊まることができ、経済的。ホットシャワーはない場合が多いがすぐ近くにハマムがあり、一人12DHで朝早くから夜までやっている。ローカル食堂や商店もあり。

Hotel Des Amis
安宿スクエアに面している。シングル50DH、ダブル80DH。ホットシャワーなし。家族が一階のロビーに常駐していてセキュリティはしっかりしている。

他、Hotel London、Hotel Medina、Hotel Gibraltar等がかたまっている。

食堂街(ソイランブトリー)
カフェ通りの突き当たりを右折して安宿スクエアを通り、魚河岸方面まで続く食堂が並ぶエリア。タジン、サンドイッチ、シーフードフライ、チキンプレート、フレッシュオレンジジュース、ハリラ、何でもあって安くて美味しい。商店の軒先が立食スタンドになっていてお茶とパンやケーキという選択肢もある。ご飯はこことカフェ通りでほぼ事足りる。ネットカフェもあり。

Cafe Ayman(あやまんカフェ)
食堂街の安宿スクエア近くの角にあるオープンエア席の気持ちのいいカフェ。のんびり人間観察でもしながら時間を過ごすといい。カフェコンレチェ6DH。カフェの中の席は常に少々キフ臭すぎる。まあ、外でも普通に昼から吸っているのだが。

公園(セントラルパーク)
アンシャン・メディナの外れにある小さな公園。郵便局にユースホステル、コロニアル調でヨーロピアンに有名なCentral Hotel(ダブル400DHから)があり、カフェやレストラン、商店も周辺にちょこちょこある。開けているので気持ちがいい。

リックスカフェ
映画「カサブランカ」に出てくるリックスカフェを模して作られたレストラン。数少ないカサブランカの名所と言える。食事は一人150DH程度から。バーでドリンクだけ楽しむことも可能で、そちらはビール60DH程度から。そう、ここにはお酒がちゃんとある。まあ、日本の居酒屋で飲むのと値段は変わらないので興味があったら行ってみるのもあり。多少ちゃんとした格好をしていった方がいいかも。

バーではカサブランカの映像を延々と流し続けているのでイングリットとハンフリーを眺めながら「あの台詞」を呟いたりもできる。日によってはバンドが入ってライブをしたりもする。本家のリックスカフェではないので「あの曲」も演奏されたりもするようである。


カサブランカ国際空港へ

一番安い移動方法は駅から電車で45分。アンシャン・メディナから駅まではメーターで10DH。空港までのグランタクシーは一台250DH。プチタクシーでは行けない。それなりに距離があるので早めに移動しておいた方がよい。

モロッコから南米へ

様々な航空会社があるが、一番安かったのはカタールエア。ドーハで10時間のトランジットがあり、全部で37時間かかった計算になる。一人600USドル。正直マドリードから飛んだ方が安いし時間も短いが、それだけのためにスペインまで行くと移動費や宿泊費等で逆に高くつくので旅程自体をそのように組んでいないならこれが2011年2月時点では最安値。ただし、このラインはトリポリを経由してドーハまで飛んでいたためリビアの政情次第でどのような調整が為されるかは不明。なお、カタールエアの機内は驚くほど快適。各座席にモニターがあって映画やらゲームやらいくらでも暇は潰せる。

ドーハ空港のトランジットエリアは24時間フル稼働で仮眠室やレストランも常に開いている。A&Wまで入っていて驚いた。ルートビアを久しぶりに飲むことに。モロッコのDHが使用できるのでここでトランジットの予定なら無理にモロッコ国内で使い切る必要もない。他、USドル、ユーロ、日本円など主要通貨は大体そのままで使える。wi-fiも飛んでいるが時間帯によっては混みあって使えない。ラップトップやiPad、iPhoneを持ったお金持ち旅客がうようよしているのである。
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by djsinx | 2011-02-10 18:14 | 旅情報

やさぐれサイバーパンク、カサブランカの日々

カサブランカに関しては正直何も期待していなかった。いくつか必要な用事をこなして、国際空港からモロッコを出国する。それがこの街に来た理由だ。旧メディナの宿に泊まって食事をし、カフェに座って人の流れを見る。正直しているのはそれくらいのものだ。でも、それなのにこの場所は楽しく、心地いい。

まず人が濃い。みんな表情豊かで、変な人がいっぱいいる。お金持ってそうな人、不良っぽい人、おかしな人、身体障害者、乞食、子供たち、派手な女たち、大麻の売人。とにかくみんなバイタリティに溢れていて、そしてちょっとやさぐれている。こういう雰囲気、どこかで味わったことがあって、それを思い出していたら友達に連れて行かれた大阪の西成区だった。そして、流行り始める前のバックパッカー街だ。

みんなどっかやさぐれているのにとてもいい人たちだ。こんなにふっかけてこないモロッコ人は他にいなかったのではないかというくらいどこに行ってもローカル価格だ。多少ふっかけられていたとしても、どう考えても他の街よりも宿代もご飯代も安い。正直値切りようがない。



子供は俺の髭を見ては「ジャッキーチェン!とわーーー!!ほえーーーー!!」と怪鳥音を出してはカンフーを始める。店のおっちゃん達がアラビア語やフランス語で日本はいい国だ、それにその髭いいねぇと笑顔で褒めてくれる。カワイイ女の子に微笑みかけると笑顔を返してくれる。いったいどれだけのモロッコを訪れる旅人がカサブランカにそんな雰囲気を求めているだろうか?正直言って皆無だ。

もちろんモロッコには山ほど魅力ある場所がある。サハラにアトラス山脈、古いメディナを持つフェズ、マラケシュをはじめとした都市。エッサウィラ等の海沿いの街。そしてそれらの存在によってカサブランカの、この旧メディナは一種の隙間になっている。今回訪れたラオスのサムヌア、インドのチャティスガル州や内陸オリッサ等はこの空気に似たものを持っていた。でも、ここはカサブランカだ。モロッコ随一の経済都市。あの映画の頃から多くの人に知られている伝説的な都市だ。

そんな中にこんな空間が残って、21世紀に実際に息づいているということはある種の奇跡に近いようにも感じる。街全体としてはグラナダにニューデリーを細かく砕いて振りかけたようなカオス溢れる大都会だ。でも、それにもかかわらずこのローカル主導で旅人がちょこんとお邪魔させてもらっているような空気は別格だ。

ネットカフェではローカルがスカイプやフェイスブックで海外の友人と連絡を取り合い、城壁の前の路上市場ではシムカードが並べられて売られている。タジン屋のテレビは衛星放送でアルアラビーヤのエジプトのデモのニュースを映し出す。カフェでは男達が昔ながらのカードでのギャンブルに精を出しながらヨーロッパのサッカーを見ている。その外の街角では青空ゲーム屋があって本物かどうか分からないプレステ2でサッカーゲームをやっている若者がいる。これぞサイバーパンクである。

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おまけに今日訪れた旧メディナから近いセントラルマーケットではなんと生牡蠣を食べることができた。モロッコ人のびしっと決めたビジネスマンの二人組みが目の前で食べていたのでチャレンジしたけれど絶品であった。これで、シャウエンもサハラも超えてカサブランカがまさかのモロッコのナンバーワンの訪問地となった。なぜボウルズがモロッコを愛してタンジェに長いこと住み続けたのか、その理由を今ここでやっと知ることができたと感じる。2ヵ月半滞在したモロッコでの最後の本当に大きな、すばらしい出来事だったと思う。
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by djsinx | 2011-02-09 04:34 | 旅の記録

憧れのパスツール研究所でポンプ

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パスツール研究所である。生物学をやっていて彼の名前を知らなければモグリであると断言できる。映画に携わっていて黒澤明を知らないくらい有り得ない話だ。カサブランカにはそのパスツールの研究所がある。世界中にいくつもあるけれど、モロッコのものは1911年設立と歴史も長い。黄熱病の予防接種を受ける予定の私たちとしてはぜひともここを訪れて摂取したいところ。今回のカサブランカを訪れた目的のひとつでもある。

宿のある旧メディナからタクシーで15分程の距離に研究所はある。有名でタクシーの運転手も説明なしでしっかり分かってくれる。さすがパスツール。大通りから少し奥まったところに正門がある。辺りを見回すと薬局もパスツール薬局、カフェの名前もパスツール。あやかり過ぎである。そのコーヒーを飲みたくなるかどうかは別問題だ。

正面遠景。おっちゃんがゴミ箱のふた開けている
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正面接写
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正門を入って黄熱病の注射を、と守衛さんに聞きかけるとすぐに入り口そばの建物を指して教えてくれる。きっと毎日旅行者やらに聞かれているのだと思う。しかしそんなに目の前にあるとはなんと親切な。

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中に入ると人はほとんどいなくてがらんとしている。受付のおばちゃんに聞くとすぐに担当者を呼んでくれて、料金のひとり150DHを支払う。1500円だ。ものすごく安い。日本で受けた時は一万円以上したのに、やはりこういうのは必要な国の近くで受けるのが安いし手際もいいのだ。

で、簡単な診察室に二人一緒に入らされ、短い注射針とアンプルを取り出してきてちょちょいといじってすぐ注射。待ち時間はゼロ。しかも皮下注射なので血管を狙う間もない。まさにポンプである。ぷしゅ、で終わり。後は説明書読んでおいてね、と言い残してさくっと置き去りになる。受付のおばちゃんが愛想よくにこにこしている。そしてじわじわと体に悪いものが入り込んできた感覚が。

外に出て写真を撮ろうとしたらなぜか守衛さんに怒られる。別に軍事拠点でもないと思うのだけれど。。


そんなパスツール研究所でした。
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by djsinx | 2011-02-08 04:36 | 旅の記録

「君の瞳に乾杯」

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カサブランカと言えば最大の見所はこれをおいて他にはない。イングリッととハンフリーがあの恋を繰り広げた同名の映画、そしてその舞台となったリックスカフェを模したレストランがこの街にはある。旧メディナの端、港の近くにあるラグジュアリアスでスノッブでお高いレストランだ。

夕食は待ちきれなかったのでまずは旧メディナの中で食べる。チキンプレート15DHで驚くほど美味しい。多分リックスカフェで食べたら十倍はする。その後ふらふらとメディナの中を歩きながらリックスカフェまで散歩。相変わらずやさぐれているけれど危険な感じはない。

店に入るときちんと正装したウェイターがバーまで案内してくれる。早めの時間だったけれど既にお客が入っている。豪勢なバーではカサブランカの映画が流されていて、ハンフリーが例のせりふを囁いているのが字幕で見て取れる。2ヵ月半ぶりのアルコールだ。カクテルグラスを合わせて俺も同じ言葉を妻に囁く。

はっきり言うけれどここでこれをやらなければ男ではない。それも、映画と同じように三回。初めてこの映画を観たときにはその回数の多さに驚いたものだった。一回ですら気恥ずかし過ぎるのに三回である。でも、だからこそハンフリーは男だし、マジックワードも効果を発揮するのだ。瞬き一回分の時間に流れ星に三回も願い事を言わなければ叶わないのと一緒だ。

その後、タイミングを見つけてあと二回しっかりと囁いた。このマジックワードの効果は

「飛行機に乗った二人が無事に次の目的地へと飛び去る」

である。なんとも幸先がいい。やがてバンドがスタンダードナンバーを演奏し始める。アズタイムゴーズバイも流れるらしいと聞いたけれど、聴きたいような、聴きたくないような、である。結局流れる前に店を出てまだ賑わっているメディナを歩いて帰った。
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by djsinx | 2011-02-07 00:10 | 旅の記録

モロッコ旅情報 エッサウィラ

マラケシュからエッサウィラへ

一番楽なのはSupra Tourのバスで、一日に何本かある。Supra Tourは駅の近くに個別のターミナルがあるのでそこまではタクシーで20DH程度。一人70DHで2時間半でエッサウィラ着。

エッサウィラでも他のバスとは違う、メディナの裏手のバス停に到着する。メディナの宿のあるエリアまでは徒歩で10分程度。メディナは車が入れないのでタクシー利用は不可。客引きがいるので予算を伝えて回ってもらうのが楽。

エッサウィラ

モロッコのトランスミュージック、グナワの中心地。毎年6月にはグナワフェスティバルが行われ、モロッコ中どころか世界中から人が集まり、三日三晩寝ずに踊り続けると言われている。ローカルのアーティストはもちろん、ヨーロッパやアメリカからの有名ミュージシャンの参加もあり、世界的な音楽フェスとなっている。もちろんその時は宿の高騰っぷりもすごいらしいけれど、宿の屋上でテントを張って寝るというオプションもあるらしい。

また、このメディナは世界遺産でもあり、年中観光客が訪れる。ジミ・ヘンドリックスが滞在していたことがあり、それ以外にも様々な欧米のミュージシャンや脚本家が滞在して作品を作っていたと言われる。メディナはこじんまりとしていて歩いていて楽しいし、メディナの外のローカルな雰囲気の街並みもゆっくりしていて悪くない。大西洋に沈む夕陽も見ることができる。

エッサウィラの宿

世界遺産ということもあり、安くはない。クオリティにも寄るけれど、大体一泊150DH前後を考えていていいと思われる。シーズンオフや長期滞在の場合は割引交渉可。テントを持っていれば屋上に泊まらせてくれるかも知れない。また、長期が確定しているのであれば、週貸しや月貸しのアパートもあり、そちらの方が割安だったりもするので現地で確認するとよい。

エッサウィラの食事

レストランには事欠かないけれど、ツーリストの多いエリアは安くはない。一人3,40DH前後からとなる店が多い。サンドイッチも15~20DH程度。食材を売っている店も多いのでアパートを借りるなら自炊も可能かと思われる。

また、港周りの観光客向けシーフードレストランは高い上に味もいまいちの場合がある。スークの中心にある魚市場のレストランも同様。お勧めはマラケシュ門に向かうスークエリアにあるローカル向けの揚げシーフード屋。イワシや太刀魚のフライ等揚げたてで美味しい上にお腹一杯食べても一人15DH驚くほど安い。トマト風味のツミレ汁は絶品。サンドイッチも作ってくれる。エビの素揚げの店も一皿20DH程度で非常に美味しい。この辺りの1本入った路地裏にもローカル向けの食堂が並んでいてタジン、海産物、お茶など色々楽しめるエリアがある。
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by djsinx | 2011-02-01 18:12 | 旅情報

モロッコ旅情報 マラケシュ

ワウザザードからマラケシュへ
民営バスターミナルから頻発している。一人70DH。荷物代別。アトラス山脈越えになるので地図で見るより時間がかかる。朝の8時半発で13時着。車に弱い人は酔い止め必須。景色はここも素晴らしい。私達の乗ったバスは途中で朝食休憩も入った。

マラケシュでは旧市街のすぐ外側のターミナルに到着する。そこからフナ広場までタクシーなりで移動。15DH前後か?


マラケシュ

個人旅行なら基本的にフナ広場の近くの宿に宿泊してジャマ・エル・フナ(フナ広場)周りをうろうろするのがメインイベントになると思われる。フナ広場から北に向かうとスークがある。とにかく民芸品から何からものすごい量があるので楽しい。

マラケシュの宿

安宿はフナ広場の南側のエリアに大量にあるけれど、値段も設備の質も幅広いので、何軒か当たって決めることにした方がいい。一泊ダブル100DH程度からある。

Hotel Medina
一泊ダブル110DH。ホットシャワー無料、wi-fiが1時間10DHだけどちゃんとお金取ってるのか不明。非常にきれいで人気の宿。

マラケシュの食事

夕方からフナ広場はフェスティバル会場かと思う程の屋台レストランが軒を連ねる。BBQから魚の揚げ物から羊の脳味噌までとにかく幅広い。観光客向けなので高いところもあるけれど安い店もある。後から高い値段を言われることももちろんあるのでとにかく食べる前に要交渉。オレンジジュースの屋台は一日中出ていて一杯4DH。これは絶品なのでぜひ飲むべき。特に脂っこい夕食を食べた後にはたまらない。

フナ広場の南、アグノウ門通りはまるでカオサン・ロード状態で観光客向けのカフェやレストランが並ぶ。その隣のバニ・マリン通りはもうちょっと落ち着いていてローカル食が強い。エル・ムーアヒディン通り沿いにはゆっくりとしたカフェもある。

また、スークの北の端にはローカル向けの屋台街があり、こっちは昼間に賑わって夕方には終わる。ここはとにかく安くて美味しい。ツミレのサンドイッチやチキンソテーや魚のから揚げ、ハリラ、地元のおっちゃんやにーちゃんに交じって食べるのが楽しい。衛生に関しては自分のお腹と要相談。また、スークの途中のラバ・クディマ広場にもカフェがいくつかあってのんびしていて気持ちがいい。
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by djsinx | 2011-01-27 18:06 | 旅情報

ワウザザードからマラケシュへ 再びアトラスを越える

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朝一にホテルをチェックアウトして目の前のバスステーションへ。昨日言われていたとおり8時にマラケシュ行きのバスが出る。荷物を積み込み座席を確保。結構人は乗っている。さすが大都市行きのメインルートだ。

予定から15分程度の遅れでバスはすぐに出発。いつもどおり街中で客を拾いながら進む。ワウザザードの街から出るとしばらく荒野をまっすぐ進み、やがてアトラス山脈へと入る。カスバのある村がちらほら見え、木の生えない山の頂上付近には時折雪が積もっているのが見える。

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そしてアトラス山脈
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3時間ほどして朝食休憩になる。モロッコのバスは本当にいつどれだけ休憩するのか謎である。でもこの時は運ちゃんがエンジンを切ってさっさとご飯を食べに行ったのでこちらもゆっくり降りて食べる。朝っぱらからではあるけれど食べたのはモロッコ風モツ煮込み。スパイスで豆と牛か羊の臓物をじっくり煮込んだもの。レモンを使ってあるのか意外とさっぱりしていて美味しい。山越えで結構寒かったのもあってぺろっと食べてしまった。

それから一時間程度、アトラス山脈を下ると徐々に暖かくなってきて、やがて平野に下りるとマラケシュまではもうすぐだ。荒野を走っているといきなり交通量が増えて城壁の脇の道に出て到着したことを知る。ぐるりと城壁の周りを回ってバスターミナルへ。久しぶりに見る渋滞だった。

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そこからトゥクトゥクでフナ広場の前まで行き、客引きに連れられて宿へ。この日の宿は残念ながらしょぼかったw
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by djsinx | 2011-01-25 02:27 | 旅の記録

モロッコ旅情報 サハラ、ワウザザード

フェズからサハラへ

フェズ・エル・バリからなら徒歩圏内の民営バスターミナルから日に三本程出ている。所要時間は10時間程度。ローカルの乗り降りの具合にも寄る。値段は100DH程度。荷室に荷物を預けると別料金。アトラス山脈を越えるため道は曲がりくねっている。舗装はしっかりしているけれど車酔いをする人は要注意。景色は非常に素晴らしい。途中エルラシディア、エルフードを経由してリッサニへ。朝10時半のバスで到着は夜8時半。リッサニのバス停は人が全然いなかったけれど客引きが待っていたりするので交渉して付いていくのもあり。リッサニにもホテルがあるが、メルズーガ方面の宿の客引きもいる。


サハラ

リッサニからメルズーガまでの間にホテルが点在している。前もって予約しておくか、現地で交渉するかだが、ホテルに到着してしまったら基本的に身動きは取れないのでネットやガイドブックである程度予定を立てておいたほうがいいかもしれない。現地でバックパッカーに声をかけてくるような宿は基本あまり高くはない。理由としては彼らが設けようとするのはサハラツアーだからである。なお、食事もほぼ宿ですることになる。

ツアーに関してはオプションがずらりと並んでピンきりなので一概には言えない。時期も大きく関係する。ハイシーズンはクリスマス休暇から年明けまでと言われているが、ハイシーズンだから高いかと言えば、参加者が多いため、4WDを使った弾丸ツアーなどで比較的割安で行けたりもするらしいが、内容はどうってことないということもあるようだ。人のいない時期はツアーの人数自体集まらなくて割高になるケースもある。とりあえず一人当たり最低でも500DH程度は計上しておいた方がいい。そしてできれば泊まる宿に事前確認。多くのツアーが向かうのはすぐ東側にあるエルチェビという砂丘エリア。いわゆる砂漠というイメージの場所で、砂丘も高くて楽しい。

ちなみにラクダに乗るのは結構大変なのでよほど砂漠に憧れのある人以外は一泊二日でよいと思う。それでもサンセットとサンライズを見ることができれば本当に素晴らしい体験になる。二泊以上すると訪れることになるアルジェリア国境沿いのブラックデザートと呼ばれるエリアは砂丘ではなく土獏に近いようだ。ベルベル人の家族の家で食事をしたり音楽を聞かせてもらったりもできるということ。

サハラからワウザザードへ

サハラの宿からはリッサニなりエルフードなりへ送迎してもらうかタクシーを手配してもらうことになる。バスはリッサニからもあるけれど、エルフードからの方が多い。カスバ街道沿いの街で降りるにしてもこのラインが使える。マラケシュ、カサブランカ、ラバトへの弾丸バスもある。ワウザザードまでは一人70DH。荷物代別。6時間の道のり。午後3時のバスだったけれどほぼ定刻どおり午後9時には到着した。このエリアは北にアトラス、南にサハラなので風景がやはりすごい。いわゆる砂丘エリアではないけれど地平線まで広がる荒野は見ものだ。


ワウザザード

昔はサハラツアーへの拠点として栄えていたというけれど、旅人レベルでは通過点。空港があるのでむしろツアー客が泊まっていると思われる。映画の誘致もしているらしく、スタジオの看板も見た。

宿は民営バスターミナルの外に何軒かある。食堂もターミナル周りにある。ローカルで賑わうサンドイッチ屋がおいしかった。

ワウザザードの宿

BABA Hotel
民営バスターミナルのすぐ外側にある。清潔で部屋も広い。ホットシャワー付きでダブル100DH。宿の人も親切。
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by djsinx | 2011-01-24 18:04 | 旅情報

サハラとアトラスの狭間 ワウザザードへの道

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メルズーガの宿を出てワウザザード経由でマラケシュに向かう。今日はワウザザードまで。がんばれば夜行でマラケシュまで行けるようだけどそこまでがんばる気にもならないので途中で一泊することにする。

まずメルズーガの宿からグランタクシーでリッサニまで出る。30分ほどで活気に満ちたリッサニの中心部に到着する。メルズーガに客を奪われているという話も「歩き方」には載っていたけれど、むしろメルズーガの観光客のおかげでここも潤ってるんじゃないかと思わせるほど賑やかで雰囲気もいい。寂れたりトゲトゲした印象はない。名産と言われるナツメヤシを1kg25DHで買い、次のバスの出る街、エルフードへのタクシーを探す。

と、白タクと思われるおっちゃんが声をかけてきてくれてそのまま二人だけでエルフードまで行けることに。非常にスムーズで快適だった。

エルフードも寂れているという話だったけれどそんな雰囲気もなく、人の雰囲気もいい。次に来たらこの辺りの町を二三泊ずつしながら回ってもいいかなと思わせる雰囲気だ。ローカルが元気で活気があるとついつい楽しくなってしまう。

午後3時のローカルバスのチケットを買い、市場を冷やかして近くのレストランでコーヒーを飲む。気持ちのいい場所だ。この辺りはベルベルの顔の人がやはり多い。

バスはほぼ定刻に出発。ローカルなので人の乗り降りは多いけれど基本的に問題ない。エルフードからサハラとアトラスの間の街道を通り、東へと向かう。途中は基本的に荒野で、所々に村や街が点在する。そういった場所ごとに人の顔や来ている服の雰囲気がちょっとずつ違うように感じる。今までよりもブラックアフリカンの顔をした人が増えてくる。ダイナミックに人が動いて交じってきた歴史を感じることができる。

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途中のトドラ渓谷の入り口の街を過ぎた辺りで日が暮れる。客引きが話しかけてきてワウザザードまで行くというと後3時間だからがんばれと励まされる。

結局そのまま3時間半、ワウザザードのローカルバスステーションに到着。目の前にあったホテルに宿泊。ここは安くてきれいだった。近くのローカルの溜まるサンドイッチ屋でにーちゃんや少年たちに交じりチキンサンドをがっついて就寝。
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by djsinx | 2011-01-24 04:33 | 旅の記録