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モロッコ旅情報 タンジェ、シャウエン

アルヘシラスからタンジェ着

アルヘシラスからのフェリーは、タンジェの港に到着するのだが、場合によってはタンジェの街から50km程離れた新しい港に到着することもある。その場合は船を下りたらシャトルバスに乗ってまずはフェリーのターミナルまで行き、そこからさらに別のシャトルバスに乗り換えてタンジェの街まで行く。どちらももちろん無料。シャトルバスは旧メディナの入り口、CTMバス(モロッコ国営バス)乗り場の前に到着する。

タンジェ

アルヘシラスからのフェリーの到着する街。かつては「タンジェは走って抜けろ」と言われたほど人が悪くて、騙されたりぼったくられたりした話に暇がなかったという。だがそれもここ十年で大きく変化している。モロッコ政府が観光への取り組みを本格化し、観光に携わるモロッコ人の意識も変わってきていて、より真っ当に商売をしてリピーターを増やして何度も来てもらう方向性にシフトしている。

それによって食堂やら宿やらでの多少の値段の水増しがあったり頼んでもいないフライドポテトを出してきたりするくらいのことはあっても、ひどい詐欺行為は特には見られない。インドを旅したことがあれば笑って対処できるレベル。

宿

旧メディナ内に数多くある。時期にも寄るが大体ツイン100DH程度まで値切れる。シャトルバスから降りると客引きがいるので話して連れて行ってもらうのもあり。ちなみに客引きは泊まった後に高いレストランに連れて行こうとするので注意。はっきり断って自分で食堂を探した方がいい。

レストラン

旧メディナのフェス門の前に広がるグラン・ソッコという広場にローカルレストランがたくさんある。頼む前に細かく値段確認はした方がよい。頼んでないものが出てきたら即クレーム。商店やATMもあるので便利。




タンジェからシャウエンへ

CTMのバスで40DH、3時間程度。荷物室にバックパックを預ける場合は別途5~10DH請求される。座席に持ち込めば恐らく取られない。途中で世界遺産のテトワンを経由してリフ山脈の中にあるシャウエンまで向かう。シャウエンのバス停はメディナから2km程度下った街道沿い。メディナまでのタクシーは15DH程度。バス停にいる客引きがただで乗せてくれることもある。



シャウエン

正式名称シェフシャウエン。リフ山脈の景勝地で、湧き水の美味しさと羊毛とキフで有名。メディナの家の壁は様々なグラデーションの青で美しく彩られ、飽きることがない。規模も思っているよりはかなり大きめである。モロッコ人からも人の穏やかさと気候のよさ、景色の美しさで知られていて都市部から観光で訪れる人も多い。

メディナ内にはお土産屋とツーリストレストランが並んでいて物価は高い。メディナの下の門から出ると郵便局と銀行があり、ATMも複数ある。その通りとそこから一本下った通りがローカルのメインの繁華街で、ローカル向けのカフェ、レストラン等がある。スーパーもあり、野菜、果物の市場もある。また、月曜と木曜にはメディナの西門を出たところで大きなマーケットが開かれる。

宿

メディナの中、及びそこから少し下った市街地に安宿がある。

Hotel Abi Khancha
メディナの下手。シングル40DH、ツイン80DHから。100DHの部屋は窓があって気持ちがいい。モロッコ人も多く泊まっていて夜中まで非常に賑やか。静かな宿よりはわいわいしている方が好きな人向け。

Hotel Ibun Batuta
メディナ内。シングル30DHからで恐らくシャウエン最安値。設備はベーシック。

Hotel Mauritania
メディナ内。老舗の安宿。シングル60DH、ツイン120DH。きれいで朝食も食べられるようだ。隣にも同じ値段の宿があってそちらはwi-fiも使えるようだ。

シャウエンの食事

メディナのカスバ前の広場にツーリストレストランが多数ある。タジン、クスクス、串焼き等、基本30DHからと高め。メディナから下り、郵便局の脇の道を下るとマーケットエリアがあり、その通り沿いにローカルレストランが多数ある。チキンプレート、串焼き、魚料理等バリエーションも豊富でツーリストレストランの半額から三分の二程度の値段でお腹いっぱいになる。ただし、英語はほとんど通じない。フランス語、アラビア語、スペイン語のどれかができるとよい。

郵便局周りにはカフェがいくつかあり、サンドイッチやコーヒー、アボカドシェーク等が美味しい。夕方からはひよこまめとエスカルゴの屋台が出る。

チーズ、オリーブ、パン、野菜等は美味しいものが多いのでサンドイッチを作るのも楽しい。

Chez Aziz
メディナから下った門の前にある老舗のサンドイッチ屋。ローカルでいつも賑わっていてどれも絶品でボリュームもある。10DH程度から。ここの店員の鉄板捌きは芸術品。郵便局前の通りをカスバ方面に向かうと同じ系列のカフェがあり、こちらではケーキやピザ、ハンバーガーを出していてこれも美味しい。

ネットカフェ

Echo Web
郵便局前の通りに看板が出ている。日本語環境あり。自分のラップトップを接続することもできる。ただしwi-fiはない。一時間10DH。
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by djsinx | 2010-11-30 06:07 | 旅情報

【ガチネタ】「大日本人」と「しんぼる」を見る【バラシ】

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ネタバレ過ぎるのでmixiのレビュー等では書きにくいのでブログに書くことにする。シェフシャウエンでは地中海性気候の常のとしての冬の長雨で、近所に買い物に行くのすら骨が折れる状況だ。半ば強制的に引き篭もりであるが、幸いにも松本人志の映画を見ることができた。このタイミングで見れたのはとてもラッキーだったと言える。アフリカ編、始まって早々不思議な展開で個人的にはとても望ましい。

大日本人

旅に出る前に散々話題になっていたのだけれど、結局見れなかった作品。巨大ヒーローものという設定を使いながら、日本人の、非常に日本的な部分を抉り出している。しかも、日本という環境の中で暮らしていたらもしかしたらその感覚も余りに当たり前すぎて違和感を大して感じないような、そういう周到な作りになっている。せちがらさ、曖昧さ、ギャグ満載過ぎる怪獣との戦い、お笑いにしかならない設定を逆手にとって非常に現実的なものごとをぎわっと見せている。

いったい日本にいてどれだけの人が彼の言いたかったことを受け取ったのだろうか?海外での方が評判が高いというニュースを見たことがあるけれど、自分で見てとても納得した。まっちゃんは間違いなく最初から世界を見て作っている。多くの日本人がこの表現の意味を汲み取れないことも分かった上でこの作り方をしている。ぼんやり見ていたらぐだぐだで置いてきぼりな変な映画にしか見えないかもしれない。でも、それを全部分かった上でしゃあしゃあとこれを作って出してくるのがまっちゃんらしいと言えば、ものすごくらしい。

しんぼる

これはまっちゃんの魂の軌跡と見てもいいのかもしれない。実に日本で芸能人として活動しながらこの世界観を作り上げ、しかも映画作品として作り上げてしまうというのは比類なき才能の為せる業であるのと共に、魂の深化があったから在りえた話だと感じる。

メキシコのレスラーの話から掴みとして入るが、やがてまっちゃんが登場する。彼は白い部屋に閉じ込められているが、これは彼の無意識の意識の目覚めだ。何もないただの箱の中に、彼は小さなちんこの形をした突起を見つけ出す。これが契機となる。彼が働きかけたときに世界は何らかの反応を起こすのだ。そして彼は世界に様々なきっかけの萌芽を発見する。そのほとんどは意味の分からないガラクタだ。彼をどこにも連れて行ってはくれない。歯ブラシにメガホン、彼はそこで目に付くままにいろいろなことを試し、それを楽しんでみたりもする。

でも彼は結局それには飽き足らない。ただのガラクタに囲まれたままなのだ。やがて彼はふとした偶然から出口のスイッチを見つけ出す。だがそれはそこにあるけれどどうやっても至れない。彼は考え始める。工夫に工夫を重ね、気がつくと部屋の中に置かれた盆栽が花を吹き始める。意識が活性化してきたのだ。希望は時に潰えそうになりつつも、様々な契機の中から彼は手がかりを得、鍵を見つけ、秘密を解き明かしていく。自ら考えて動く存在となった意識には今まではガラクタでしかなかったものも繋がり合い、強力な手助けとなっていく。

そしてついに彼は彼自身の部屋を飛び出す。だが、そこには大きな誤解があり、彼は後にも先にも進めない状況に追い込まれる。考えてもどうにもならない。何の手がかりもない暗くて狭い場所だ。そこで彼は過ぎ去った状況を思い出して嘆く。それらはどうにも他愛のない、どこにも辿り着かない日々の泡のようなものだ。しかし彼にはそれすらもない。思いが風化するほどの時間、彼はそこで絶望の底まで降りてゆくことになる。スピリチュアル・クライシスと呼ばれる段階がこれに当たるかもしれない。やがて最後の自分が死に切った時、自ら考え、動く存在であることさえをも全て捨て去った時、世界の流れが彼に触れる。

そして全く思いもよらなかった出口が現れ、彼は迷うことなく走り出す。一時も歩を緩めることなく。永遠に近いと思えるような通路を通り抜けると、彼は巨大な部屋へと走り込む。そこは暗く、静かで、一点だけ光が見える。また数多くのちんこの形をした契機が示されるが、最早それは彼の中のものではない。彼がいるのは集合的無意識の中だ。自我が溶け去ったとき、我々はその中へと至る。光の中に立ち、頭上を見上げるとそこには眩い光がある。始原の光明だ。彼はそこへ向かって様々な契機を手がかり、足がかりとして登っていく。心は世界と響きあう。自他の区別がなくなり、意識と物質の区別もなくなる。我々は大きな流れの中にいる。彼が手を扇ぐと契機が一斉に光る。花が咲き、生き物が生まれ、殺し、生き、自然が動く。全てに境目はない。これはもう手塚治虫のコスモゾーンである。

彼はついにその世界の最深部にまで辿り着く。彼の姿はもうグルのようである。光の中を昇りつめ、静かな部屋に入る。彼はそこで世界を背に一人立つ。「2001年宇宙の旅」のラストシーンのスターチャイルドを思い起こさせる。彼の前に未来の契機となるでっかいちんこが示される。彼は一瞬も躊躇することなくそれに向かって走り寄り、そこでこの映画は終わる。ここでの彼はアートマンそのものだ。ブラフマンと一如である彼が躊躇う理由はどこにもない。彼自身の行いと全宇宙のリズムはここでは完全に同一であるのだ。


まっちゃんはいったいどうやってここまで辿り着いたんだろう?頭だけで作れる映画ではない。ユング心理学、トランスパーソナル心理学に関心がある人は、映像表現としても一人の才能が作り上げた魂の最深部へと至る旅の表現としても見ておいて損はない作品だ。ケン・ウィルバーの意識のスペクトルの最深部まで明らかに逝ってると感じる。前作で散々皮肉られた日本人的なものごとは途中できれいさっぱり置き去りにされて先に進んでいるのが小気味よくてとても好きだ。思いもかけずウルトラヘブン級の作品を見ることになってしまった。本当にいいタイミングだった。
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by djsinx | 2010-11-30 04:18 | 旅の記録

シェフシャウエン、青い街

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シェフシャウエンは本当に美しい街だ。旧市街は様々な青のグラデーションで統一され、壁から扉から、美しい青が目に飛び込んでくる。まるで美しい青空を切り取って建てた迷宮を歩いているような気がしてくるのだ。下品な青はどこにもなく、塗られた青が組み合わされ、街になっていく。

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そこを人が歩き、猫が丸くなり、ミントの新鮮な葉が束で売られる。人々は頭がつんと尖ったローブを羽織っていることが多い。お年寄りだけではなく、結構若い人でもいる。店では名産品のウールの織物や靴が並び、オリーブやチーズ、ナッツなどを売る店も多い。ローカル向けの洋服、化粧品、雑貨、電化製品、何でも並んでいてまさに市場だ。カスバと呼ばれるお城の前の広場にはレストランが並び、モロッコ人や外国人の観光客が食事を楽しむ。ちょっとお高いけれど、タジンやクスクスなどはとても美味しいものが食べられる。

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坂を下り、旧市街の外に出るといわゆる近代的な普通の街並みだが、市場はもっと街の下まで続いていてとてもアクティブだ。カフェがあり、パン屋があり、大きな野菜市場もある。スーパーのような大き目の商店から金物屋まであるが、一番目立つのはチキン屋だ。生きた鶏がたくさんいて、それを目の前で絞めている。まさに新鮮そのものである。

ここで驚くほど美味しいのはチーズとオリーブだ。オリーブは今年漬け立てなのか、フレッシュな木の実をそのまま食べているかのようだ。チーズもフレッシュチーズで、この辺を野菜と一緒にパンにはさむととても美味しいサンドイッチになる。実際サンドイッチ屋も何軒もあっていい感じだけれど、自分で好きなように作るのはとても楽しい。この季節は雨が多いのでそこまで動き回れないけれど、ゆっくりと時間を過ごすにはとてもいい場所だ。水も美味しくて蛇口からそのまま飲める。食事もよいし、言うことはない。

旧市街の宿の屋上から見ると、目の前に大きな岩山がいくつも聳え立っていて、反対側はなだらかな丘だ。ちょうど山腹に作られている街なのだ。街道が遠くまで走っているのが見え、家々の屋上には晴れていれば洗濯物がはためく。衛星放送のパラボラアンテナが並び、下の路地からは人々のざわめきが聴こえる。急ぐことなんてできはしない。
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by djsinx | 2010-11-26 00:26 | 旅の記録

タンジェ発 シェフシャウエン着 犠牲祭二日目

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朝、昨日行った広場に3人で朝ごはんを食べに行く。昨日とは違う店がやっていて、ローカルがスープとパンの朝食を食べているので同じものを頼む。豆のスープがお腹にやさしくていい感じだ。パンも美味しい。気持ちよく晴れて広場は車や人が行き来して活気がある。昨日の夜とは全然雰囲気が違う。怪しい日本語で話しかけてくる人はやっぱり何人もいたけれど、別に大して絡んでくるわけでもない。やはり聞いていたのとはずいぶん雰囲気が変わっているということなのだろう。

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お昼前にチェックアウトする。シェフシャウエンに向かうチケットを買って、荷物をチェックインする。まるで飛行機のようなしっかりしたサービスで驚く。こんなの初めてだ。オフィスもバスもぴかぴかだ。最終的にフェズに向かう彼と結局同じバスだったけれど座席はちゃんと決まっているらしく、定位置に座る。椅子も今までで一番くらいに座り心地がいい。定刻通りに出発し、まずはタンジェの別のバスターミナルでお客さんを乗せてから街を離れる。アトラス山脈の端っこにバスは入っていく。海岸からも見えていた高い岩山は時になだらかに、時に険しくどこまでも続く。バスはゆったりとした丘陵の田舎町をいくつか過ぎて山間に近づいて行く。

まずはテトワンという大き目の街に止まり、乗り降りが結構ある。観光客も訪れる街のようだ。この辺りで大体半分。トイレ休憩も兼ねて10分ほど止まって出発。さらに道は山間に入る。モロッコ人の運転はとても丁寧だ。ものすごい勢いで追い越したり、対向車を威圧したりはしない。今回の旅の中でもトップクラスな気がするほどだ。

シェフシャウエンにはトータル3時間ちょっとで到着。バスを降りると何人か客引きがいる。いろいろ話していたら旧市街までタクシー無料で乗せてくれる客引きが現れたのでそこに乗る。青い街と聞いていたけれど特に青くない。どの辺りなのだろうと思っているとタクシーはすぐに到着。荷物を担ぎ、古い城門を潜ると、そこは本当に美しい青の世界だった。思わず息を呑む。客引きのにーちゃんはそんな観光客は山ほど見ているのだろう。にこにこしながら宿まで案内してくれる。いくつか見て、スペインで会った日本人に薦められた宿の雰囲気がよくて値段も安かったのでそこに泊まることに決める。後でゆっくり他も探して移ってもいいのだ。

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昨日から話を聞いていた山羊を屠る祭は今日がやはり二日目のようだ。昨夜は全世界のイスラム教徒が一斉に山羊を殺していたはずだよ、と客引きの彼は言う。確かに町の広場ではBBQ台のような金属の箱が出され、炭火で山羊の頭と足がじゅうじゅうと焼かれていた。毛と皮を焼いて焦がして削って、それから料理に使うのだという。煙は独特の臭いがする。似ている臭いを嗅いだのは確かヴァラナシのバーニングガートである。

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晩御飯に羊が食べれるかなとレストランに行ったけれど、残念ながら食べごろの羊はどうやら世界中のムスリムによって大切に食されていると見えて売り切れだった。ものすごいタイミングでのアフリカ、イスラム世界入りをしてしまっていたのだ。
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by djsinx | 2010-11-19 00:09 | 旅の記録

「第四部ヨーロッパ編」終了 「第五部アフリカ大陸編」

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グラナダを朝早くに出ようとするが、少し出遅れ、9時のアルヘシラス直行のバスを逃してしまう。1時間後にマラガまでのバスがあるからそれに乗って乗り換えて、とチケットカウンターの女性は身振り手振りを交えたスペイン語で説明してくれた。言葉は怪しくても意味が通じてしまう。スペイン語はやはりそういうところがある。そしてそれはとてもこちらにとっては助けになる。今のところ何とかタンジェをパスしてシェフシャウエンに向かいたいのだが、どうなることやらだ。

マラガまでは3時間弱。朝から曇りがちだった天気はバスがグラナダを出ることには真っ黒な雲になり、雨が窓ガラスを激しく叩く。やれやれだ。沿岸部が晴れていることを祈りながら、もうどうしようもないので体を休める。バスは概ね快適だけれども、なんとなしに天候だけは気になる。地中海が見え出す頃にはどうにか雨は上がるけれど、空の半分くらいはまだ真っ暗な雲に覆われている。

それでもマラガに予定通り到着。アルヘシラス行きのチケットをどうにか手に入れる。30分待ち。今日中にどこまで行けるか怪しくなってきた。少しずつスペイン人よりモロッコ人風の顔の人が増えてくる。次のバスで1時間半程、雲はようやく晴れかけてきた。大きな港が見え始め、乗客が慌しく荷物をまとめたり話し始めたりしている。と、その時港の向こうに虹が架かっているのが見えた。「第四部・ヨーロッパ編」の最後、ジブラルタルを渡る時にまた虹に送られることになった。アフリカへの門出としてはこれ以上ない最高の贈り物だ。正しい道を進んでいる。何も気にすることはない。流れるままに行けばいい。

バスは港をぐるぐると回ってからバスターミナルへ。位置関係がよく分からないけれど、何とかモロッコ人に見える人たちの後を付いて行く。高確率でフェリーに向かうはずだ。

特に大きな案内もないのでちょっと迷いながら巨大な港に入っていく。チケット売り場が見えたのでそこに入るとかなりがらがらだ。次の船は一便結構になって17時だという。他に選択肢はない。タンジェに到着するのは2時間後、もう日は暮れている時間だ。まあ問題ない、なるようになるだろう。

レストランで軽く食事をし、最後のビールを飲む。モロッコでは余り飲む機会はなさそうだけれど、別にないところでは飲む気にならないから構わない。出発30分くらい前に出国手続きをして船に乗り込む。この辺りも非常にスムーズだ。

船に乗って大荷物を預ける。自分で収納場所に乗せてチェーンキーをかけるだけ。楽といえば楽。その後後部デッキに出て出航の様子を眺める。

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もう一度虹が港の向こうに姿を見せてくれる。間違いなくメッセージは受け取った。そのまま進む。流れのままに。ムスリムなら

「インシャラー。」

と言うのだろう。


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出航するとすぐに入国手続きが始まる。入選時に受け取ったカードに必要事項を書いて係員に渡すとにこやかにスタンプを押してくれる。3ヶ月が無料だ。何という太っ腹。船にかけてある絵はなんだかフラワーで、ボブの似顔絵だったりPeace & Loveというテーマでの写真だったりした。こんなに緩い船でいいんだろうかと思いながらも気持ちのよいソファーで一眠りする。到着するのは明日朝でもいいのだけれど、もちろんそんなうまい話はない。

2時間半ほどでモロッコ川の港に到着。初アフリカだ。船を下りるとシャトルバスが待っていて、ターミナルビルまで乗せてくれる。特に手続きもなくそのままビルを出てみたけれど、その先は真っ暗で、タンジェの街はどこにも見えない。話を聞くと、タンジェの街までは50km離れていて、シャトルバスが30分しないで来るから待ってなさいということ。50km離れたら最早そこはタンジェではない気がするのだが、新東京国際空港も同じような状況なので文句を言えた筋合いではない。無料のシャトルバスで街まで送ってくれるからいいものの、そうでもなかったら詐欺なところだ。


ここで世界一周中の日本人の男の子と出会う。就職前に何ヶ月かかけて世界を廻っているという。モロッコには短期で訪れて、この後はスペインに戻って南米に飛ぶそうだ。最近の日本の話を聞くけれどいろいろ大変なことは多いようだ。特に印象に残ったのが顔の話だ。世界のいろいろな国でいろいろな人を見てきたけれど、日本人が一番きつそうな顔をしながら生きていると感じるという。それは私達も全く同意見だった。3年前から状況は好転していないのだ。知ってはいたけど実際聞くと重みが違う。

彼は日本に戻った後に銀行に勤めるということだが、そういう世界の状況と生き方、世界観を知っている人が日本にいるのは本当に必要なことだと感じる。もっともっと、当たり前になるほどその数は増えていなければいけないはずなのだ。この世界と日本の状況の中で内に篭るのは全く得策ではない。なぜ日本人にとってこんなにも世界が遠くなっているのだろうか。個人的には、社会制度の作り上げた「ベルトコンベアー」が非常にスマートに効率的で、強力に働いているからだろうと感じている。誰も禁じているわけでもないけれど、国内の学校の学生から、国内で就職してそのまま働き続け、国内で結婚して、国内で家を買い、国内で子供を育てて、国内で老後を送るのが余りにも一般的で、疑う余地もない人生のあり方だと考えている人が非常に多いのではないか。

溢れるほどの情報に浸っていて、世界中の物事が自分の手の中に入ってくるように錯覚してしまうけれど、それはただ単に情報の送り手によって取捨選択され、編集され、時には演出されている「情報」でしかない。私がこうして書いているこのBlogだってそうだ。ビジネスが絡んでこない個人的な記述ですら、その関心や出来事にフォーカスされ、客観的な記述とはならない。役に立つかどうかもまた別の問題だ。自分の目で生の光景を見ること、その場所に浸り、生きること、そういった実際の所作を通さずには表象してくる情報の通奏低音を聞き取ることはできない。


タンジェの街に着くと客引きが寄ってくる。こういうのはインド以来でとても新鮮だ。振り切ろうとしてもへばりついてくるので面倒になって案内してもらう。とにかくこっちが渋いところを見せて安いところへと誘い込ませる。結局日本人の彼と3人でドミのような一部屋を借りることにする。思っていたよりもかなり安く済んだ。人も昔から聞いていたほど悪いとは思えない。10年前にインドで「タンジェは走って抜けろ!」と脅されていたのが不思議だ。客引きがこの調子なのはインドでもどこでも変わらないし、正直今さらである。

一休みしてから客引きが連れて行こうとしたレストランはお高い店だったのでごねてみたけれど希望の額まで下がらなかったのでここでお別れ。まあ、宿の分はきっとコミッション取れたしいいんじゃないだろうか。結局旧市街の広場にあった揚げ物屋で食べる。魚のフライとパン。これがまた美味しい。モロッコ人のやり口は、頼んでいないものまでさりげなく出してみて、食べたら料金をいただくというものだ。まあ、いちいち怒る気にもならない。

明日は朝から移動して、目的地のシェフシャウエンへと向かう。
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by djsinx | 2010-11-18 23:01 | 旅の記録

アルハンブラ宮殿 レアルマドリー戦

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アルハンブラ宮殿はこの日の午後からのチケットだったので、お昼まではゆっくりしてから宿を出る。抜けるような青空とは行かないけれど、贅沢は言えない。表通りでアルハンブラ行きのバスに飛び乗る。街で一番有名な目的地だから頻繁に出ていて便利ではある。入り組んだ古い街並みをミニバスは走り抜けてアルハンブラの正面入り口まで到着する。もう午後からの入場を待つ観光客が大勢並んでいる。我々もその最後尾に並ぶが、どんどん後から後から人は来る。確かに入場制限が必要な人数なのだろう。今はまだしもハイシーズンはものすごい数の観光客がグラナダを訪れるであろうし、世界遺産である以上、しっかりとした管理や保護も必須だ。

時間になると行列はスムーズに動き出し、すぐに中に入ることができる。でもここからの敷地もかなり広い。建物の内部に入れるのは2時半からと決まっているのでまず最初はそこを目指すことにする。みんなまず同じルートなので迷いはしない。その入り口近くのブースで英語の音声ガイドを借りる。アントニオがアルハンブラの音声ガイドは面白いと言っていたのでとりあえず高かったけれど借りてみることにしたのだ。実際ドイツではこれがあって非常に楽しめた。しかし、大昔の携帯電話のようで重くてかさばる上に手が塞がってしまって非常に邪魔である。

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2時半きっかりに門が開いて中に入る。世界にアルハンブラの名を知らしめている宮殿の内部である。人間がここまで何かを作り込めるのかという、極致のような世界がそこに広がる。磨き上げられたイスラムの美の様式、その中にある無限性と永遠性。それらが実際の建築として、実世界に立ち現れてきている。ただただその精緻さと美しさに圧倒され続けるだけだ。音声ガイドは邪魔だし面白くなかったので早々に使うのをやめた。アントニオが言っていたのはきっとスペイン語のガイドのことなのだろうと結論する。

トルコのトプカプ宮殿も美しかったが、またトルコとは違う息吹があり、感性がある。ここで目の前に広がるのは立体万華鏡とでも言うべき、幾何学の立体的な造形だ。

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宮殿の建物内部から出て庭を歩く。趣向を凝らした庭園で、あちこちに水路や池があってきれいな水が流れている。階段を上がり、回廊を抜けていくと、木々や花が茂って目を楽しませるようになっている。そこからはグラナダの街並みを見ることができる。昨日いたアルバイシンの丘の教会もよく見える。

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マティスとアルハンブラという展示をやっていたので足を運ぶ。アムステルダムのエルミタージュの野獣派の展覧会でも気に入っていたのでここで出会えるのは嬉しい。アルハンブラ訪問の時期だけでなく、かなり長くマティス自身を追っており、野獣派の次代を過ぎてからのマティスの絵の変遷や展開も興味深かった。時代は流れ、人はその中で生きていく。ハリー・ハラーもそうだったように。

要塞の部分を見ているとそろそろ日が暮れてくる。夏時間の終わったヨーロッパの日が落ちるのは早い。寒くならないうちにゆっくりと街に歩いて下りる。宮殿の下に広がる林も鬱蒼として気持ちがいい。夏は特によさそうだ。

帰りに石榴門を通るとバスキングをしているカップルがいる。とてもいい音だ。グラナダは石榴という意味で、その意味でもこの門はグラナダの象徴的な場所だ。太鼓とギターの音が伸びやかに夕闇の中に響いて、アルハンブラ帰りの人々がふと足を止める。じっくり聴き入ってしまった。

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天気が悪くなってきたので近くのBarへ。安かったので選んだのだが、お客さんはローカルばかりでアクティブな感じだ。大きなスクリーンでサッカーニュースを放映している。日曜日の夜だ、確か試合があるはず。見ているとレアル・マドリーとどこかが戦っている。国内戦なのか、他のマッチなのかもよく知らない。スペイン人たちが興奮して見ているので一緒になってとりあえずレアル・マドリーを応援する。プレーの一つごとに店中が沸く。スペイン人と一緒の場所でサッカーを見たのは初めてだったけれど、この盛り上がりなのだ。結局ワインを2人で1本空けてお腹いっぱいご飯を食べて試合の最後までいてしまった。結果はレアル・マドリーが1対0で勝ち。でも勝った瞬間よりも見事なゴールの瞬間の方がやはり、というべきか大歓声であった。

お店を出るとどうやら雨が結構降っていたようだけれど、この時にはもうすっかり止んでいる。雨に濡れたグラナダの街を歩きながら部屋に戻る。アルハンブラに素敵なおまけまで付いてしまった。
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by djsinx | 2010-11-15 05:24 | 旅の記録

フラメンコ初鑑賞

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この日は土曜日で、フラメンコもあちこちでやっているらしいので出かけてみる。前日歩いていたアルバイシン方面にやっていそうなお店があったのでまずはそこを目指す。途中でケバブで腹ごしらえをして、表通りから一本中に入ると街は静かだ。特に危ないというのでもなく、ひんやりとした古い街の空気を感じる。地図を頼りにお店まで行くけれど、運悪くこの日は貸切だという。仕方がないので前日も声をかけてきたお店のあるエリアまで行ってみる。辺りのBarは店内だけで静かに営業しているようだ。諦めようかと思ったとき、近くのお店の客引きが声をかけてきた。

入場料無料で一人ワンフードとワンドリンクでLiveが見れるという。お店まで行ってみるとバンドがBarのところで準備をしていてそろそろ始まるらしい。雰囲気もよかったし、値段も2人で食べて普通の観光客向けのショーの入場料よりも安かったので入ることにする。ケバブだけではちょっと物足りなかったし、ヨーロッパももう離れるのだ。せっかくだから美味しい料理も食べておきたい。

ワインを頼み、寒かったけれどガスパチョとグリークサラダとパンコントマテをオーダーする。盛り盛りの肉という気分ではない。やがてバンドが出てきてLiveが始まる。

ダンディーな男性シンガーがまずは歌い、踊りを交えながら白地に赤の水玉の模様の女性シンガーが歌う。初フラメンコの舞台なのでどれ程の実力なのかは正直計りきれないけれど、来ている人はスペイン人が多い。地元のフラメンコファンの前で演奏をするのは何も知らない観光客の前よりもよほど評価は厳しいはず。

複雑なリズムがバンドの手拍子で打ち鳴らされ、世界に名だたるフラメンコギターがメロディを情熱的に奏でる。フラメンコは音楽だけでも踊りだけでもない。顔の表情からちょっとしたしぐさまでもが熱く情熱を込めた意味を持ち、空気を揺さぶる。それは魂の奥底までも届かせようという呼び声だ。心の琴線まで直接飛び込んできて響き渡るのだ。スペイン人がみんなフラメンコが大好きな理由がよく分かる。自分の国に世代を超えてここまで夢中になれる音楽が存在しているというのは素晴らしいことだ。絵画、建築、シアターに音楽、スペインは本当にアートの気配が満ち満ちている。

そしてここはジプシーロードの西の終着地点だ。ダンサーの一瞬の視線や手の動きがインドのラジャスタンで見たジプシーの踊りの様々な瞬間とリンクしていく。我々よりも遥かに昔、ジプシー達が西を目指した。様々な文化と宗教、言葉の違いの中で彼らはここまで来てフラメンコという大輪の花を咲かせたのだ。ここに至るまでに過ぎてきた長い時間と距離、私達はフラメンコを聴く時にそれを思うのだ。

フラメンコを習っている生徒さんたちも来ていて、そのうちの一人が誕生日だった。最初目隠しされたまま友達に手を惹かれてテーブルに着いた。Liveの最後に彼女もステージに招かれ、一緒に踊っていた。素敵な誕生日のサプライズになったようだ。

帰る頃には真夜中だったけれど気持ちのいい夜だ。散歩しながら宿まで戻る。フラメンコは動きが激しすぎて写真は無理だった。音楽と踊りが肝なのだ。それでもいい。

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by djsinx | 2010-11-14 05:22 | 旅の記録

アルハンブラのチケット購入、アルバイシン散歩

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アルハンブラのチケットは先に買っておいた方がいいと聞いていたので受け付けてくれるお店を探してプラザ・ヌエバまで散歩する。大きなカテドラルの横を通り、賑やかな十字路を過ぎるともうプラザだ。近くのインフォメーションで店を聞き、購入しようとすると明日のものは売り切れだという。シーズンではないけれど土曜日だししかたがない。残っていた日曜日の午後のチケットを買う。

その後プラザのオープンエアのカフェでシュワルマを食べる。トルコ料理はどこでも人気だ。ここはイスラムの文化が強かったからより住みやすく感じるのかもしれない。もちろん世界的に有名な観光地というのも大きいだろうけれど。ここでは薄着の短期の旅行者の姿が目立つ。日差しは強いけれど空気は冷たい。でもより北のヨーロッパから来た人にとってはこれでも全然問題ないレベルなのだろう。気持ちよさそうにビールを飲んでいた。

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その後Junちゃんと別れて街をアウトドア用品屋を探して歩く。夏中使ったテントがさすがに限界なのだ。アフリカで使うのであればヨーロッパで安くて軽いものを買った方が絶対にお得だということだ。プラザ・ヌエバの辺りから探し始めたのだけれど、珍しく道に迷う。曲がりくねっていて分岐も枝道も多く、しかも立体的なのだ。丘をなんとなく登っていると人の多いエリアに出る。

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なんとなくそちらに歩いて行くと、教会の前の広場に人が集まり、写真を撮っている。そこから見るグラナダの景色はとても美しい。遠くまで街並みが広がっていて、手前にはアルハンブラが山腹に堂々とその城壁と建物を聳えさせている。その奥にはアルプハーラー山系の雪を被った山々が連なっているのだ。3000m級の山だ。物を売ったり音楽をやったりしている人がいて、次々とツアー客が運ばれては写真を撮っていく。手すりに腰掛けてゆっくり街を眺めているのはとても気持ちがいい。

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その後さらにアルバイシンの奥に迷い込む。確信犯と言われても仕方がない。知らない街で道に迷うのが大好きなのだ。そしてふと気持ちのいいプラザに迷い出る。いくつものBarが椅子とテーブルを並べ、そこで人々がビールを飲みながらタパスを食べている。たまらず日当たりのいい席に座り、

「セルベッサ・コン・タパ(ビール・おつまみ付)!」

と注文する。大降りのグラスと小皿に盛られたパエリアが出てくる。写真を習っているであろう学生が紅葉した木々や噴水を楽しそうに撮影し、バンドやギタリストがふらりとやってきてはバスキングをはじめる。気に入った演奏にはチップを払い、二度目の

「セルベッサ・コン・タパ(ビール・おつまみ付)!」

を注文する。今度のタパはミートボールのトマト煮込みとフライドポテトだ。食べながら飲む習性がしっかり見についてしまった日本人としてはこのアンダルシアの伝統はたまらない。しかも2ユーロしなくて当たり前なのだ。アントニオによるとマドリードにもバルセロナの方にもあまりない文化で、アンダルシアが特にこれで有名らしい。グラナダに日本人が多い理由がよく分かる。

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少々酔っ払ったのでまた道に迷いながら宿に向かう。不思議な丘に出たり、商店街に迷い込んだり、カテドラルの真正面に突然出たりと飽きないし、街の風景の一つ一つが美しいのだ。住みたい街である。

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by djsinx | 2010-11-13 05:15 | 旅の記録

グラナダ着

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アルプハーラーの山々は思っていたよりも遥かに真っ白に雪を被っていた。ヨーロッパの南のはずれ、スペインの、しかもアンダルシアで雪山なのだ。ヨーロッパが寒いというのを改めて実感させられる。
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グラナダのバスターミナルに夕方到着する。辺りはもう暗くなり始めている。ひとまずターミナル内のインフォメーションデスクに安い宿を問い合わせると25ユーロのところが空いているという。ちょっとメインのエリアからは離れているけれど、別にその程度問題ない。バスの路線と降りるバス停を教えてもらって市バスに乗る。夕方なので多少混雑しているが、たいした時間ではない。

歩いていると間もなく宿を見つける。言葉は余り通じないけれどなんとか値段も確認できてチェックイン。夕食を食べに向かうけれど、時間のせいかエリアのせいか、余り見当たらない。結局宿の近くのローカルな店でボカディージョとイカを食べてビールを飲んだけれどこれがかなりいけた。

久しぶりにホットシャワーでゆっくりし、ベッドでぐっすり眠る。
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by djsinx | 2010-11-12 05:12 | 旅の記録

虹色グラスというのはよい。

ハイボールが本当に流行っているのかどうかは知らないし別にどうでもいい。
とりあえずこのレインボーコースター、何かに使えそうな気がしてならない。

キラキラなだけでなくぎわぎわにも。



--以下引用--

グラスを虹色に演出するコースターと氷(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース

最近、ハイボールが流行っているとか。久しぶりにウィスキーの復権、私も若い頃のようにときどきウィスキーの水割りを飲んでいる。「ほろ苦さ」がなんともいいわけだが、やはり水割りやカクテルを飲む場所は、おしゃれな雰囲気が大事ではなかろうか。そこで、ちょっとした小物を使って、グラスに不思議な光の演出をしてみたい。

雰囲気づくりの小道具として打ってつけなのが、『超極薄レインボーコースターSLIM』(ストラップヤネクスト販売)と『7色に光る不思議な氷☆LITE CUBE 7』(同)の両製品だ。コースターの表面はキラキラと光る銀色、だが光るのはそのフチと中央の穴だ。裏にボタンがあり、グラスをコースターに載せると、ボタンがその重みで押され、ライトが点灯する仕掛け。氷の方は、そのままグラスの中に入れるだけで点灯する。

コースターも氷も、時間の経過とともに光の色が変化し、グラスが見事に虹色に輝く。この不思議なライトアップは凄い。見る人の多くはきっと感動することだろう。筆者も正直これほどとは思わなかった。グラスの中に入っている琥珀の液体と氷が、光を複雑に反射して独特の幻想的な雰囲気を醸し出すのだ。

知り合いの飲み屋で見せたところ、「これはおもしろい」「いくらするの?」と好評だった。これだけ鮮やかにグラスがライトアップされると、「飲むことを忘れて思わず見とれてしまう」 そんな感じである。
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by djsinx | 2010-11-08 23:42 | News