<   2010年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

朝4時半にグラナダ着

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バスが順調に走り、グラナダに到着したのは朝の4時半だった。もちろん全て真っ暗だしどの店もやっていない。やれやれだ。一緒に降りた乗客達は家族の車やタクシーで三々五々自分の家にでも帰っていくようだ。行き場のない我々はベンチで、同じように行き場のない旅人やホームレス風の人と一緒に朝を待つ。

ようやく6時過ぎにチケットカウンターやカフェが開き始めるのでコーヒーを飲んでハモンのボカディージョを食べる。とにかくハモンの乗せっぷりが豪快である。疲れた体にカンフル剤となる。さあ、アンダルシアだ。タパスとフラメンコだ。
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by djsinx | 2010-09-23 05:10 | 旅の記録

グラナダまでの大移動

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2人のところにも長居してしまった。スペインに戻るのに、調べた結果ユーロラインよりEasy Jetの方が安かったのでマドリードまで飛ぶことにした。時間もかかるし体力も使う。二人とも仕事を空けてくれてトゥールーズの空港まで送ってくれた。本当にありがたかった。日本に招きたい友人がたくさん増えてくる。こうやって再会して、またどこかで会って、そうやって人は繋がっていくのだろう。

空港のカフェで時間があったので一緒に昼食を取るが、なんとここでもクロワッサンがない。お昼過ぎたからというお馴染みの理由だ。まさかフランスに来たにもかかわらず一度もクロワッサンに出会わずに出国とは。だけど次にフランスに来たときのテーマが明確に「クロワッサン」に決定した。その時を楽しみにしようではないか。

Easy Jetは相変わらず遅れる。もうこれは安い分そういうものだと諦めるしかない。搭乗口が突然変わるのはまた長い距離を歩くので大変だけれど、慣れてくると気にならない。インド資本の格安航空会社、Jet Airwaysの爪の垢でもぜひ飲んでいただけたら嬉しいけれど物価の違いだろう。

フライト自体は短くて順調。今回の旅で3度目の正直となるマドリード空港だ。勝手も分かっているしもう迷わない。地下鉄を手早く乗り継いで目的のバスステーションへ。いくつかバス会社を見てグラナダ行きのチケットを買う。22時半発で早朝グラナダ着だ。居心地のいいカフェがあったのでそこでビールを飲んで晩御飯を食べて粘る。どうせ遅れるだろうと思っていたら今回はきっかりに発車。三度目の正直だった。
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by djsinx | 2010-09-22 05:08 | 旅の記録

フラクタルブロッコリー、ロマネスコを見つけて料理した

本当の名前はロマネスコって言うんですね。フラクタルブロッコリーは名前っていうよりは
説明っぽいとも言えるかも。

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南仏、アジェンに滞在中、友人と一緒に訪れたスーパーマーケットでたまたま見つけました。
存在は知っていて写真で見たことはあったのですが、本物はもちろん初めてです。

友人も見たのは初めてだしそもそも話も聞いたことはないと言うことでした。GIGAZINEには
「ヨーロッパで広く流通」とありますが、ヨーロッパには2ヶ月いたけど一度も見なかったし、
話も聞かなかったのでたぶん間違いでしょう。だってポピュラーならPartyのお店が
絶対これ使ったメニュー出してるはずだもん。サイケデリック野菜炒めとか
フラクタル温野菜とかw

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トマトとロマネスコでカレーを作ってポテトとズッキーニのドライカレーとチャパティと一緒に
昨日の夕食にしましたが大好評でした。味としてはブロッコリーとカリフラワーのいいとこ
どりな感じで、ソースもよく絡まるし食感もいいです。まあ、見た目サイコーですけど。

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日本でも普通に食べれる日が来るといいですね。いや、多分作りますが。

GIGAZINE - フラクタル図形をした野菜「ロマネスコ」の写真
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by djsinx | 2010-09-21 17:36 | 旅の記録

南仏のFree Party

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ヤニクの知り合いが近くの街で昼間のPartyをやるというのでちょっと行ってみようということになる。最近は絡んでいないんだけどね、というけれど同じエリアでやっている人達だ。まあ、楽しければそれも楽しんでしまえばいい。この日も昼を過ぎていたので途中で立ち寄ったパン屋にクロワッサンはない。またもや売切れである。

途中で山の頂上にあるきれいな村に立ち寄る。アジェンよりもさらに古風で美しい建物が並び、眼下に広がる景色も美しい。週末にもなるとドライブに立ち寄る人も多いという。

町に着き、公演の駐車場に車を止めて芝生の上を歩いて音のほうに向かう。公園の中の気持ちのいい場所にブースができて、音もいい感じで流れている。楽しんで遊んでいる人もいるし、普通に公演に散歩に来たり遊びに来たりした人も覗いて行ったりしている。いろいろなやり方はあるだろうけれど、いいPartyができるということが一番大切だと思う。せっかくPartyなのだから、自分のやりたいようにやればいいのだ。私は常にそうしてきたし、それが一番うまくいくと感じている。

家に帰ってフランス名物のコンフィをいただく。フランスらしい脂ののった複雑な味で美味しい。こういうところ、フランス料理はフランス人っぽいと感じる。イタリア料理とはどこか発想の根っこに違ったところがある。でも、食べたことのない美味しいものを食べるのは間違いなく幸せである。
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by djsinx | 2010-09-20 05:06 | Partyの記録

アジェンの街とセクシー不思議遊園地

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週末だったのでアジェンの街に遊びに行く。ここはプルーンでその名を知られるという、マイナーな町だ。日本では聞いたことがなかった。ボルドーとトゥールーズに挟まれていてはなかなか有名にもなりにくいのかもしれない。町自体は古い建築が残されていて、他のヨーロッパの有名な街に比べたらもっとリラックスしている。街ではやはり有名なプルーン関連商品も売られているが、どちらかというと住んでいる人向けだ。こういう雰囲気は好きだ。クロワッサンを買おうとしたけれど、みんな朝食用に買うからもう売り切れだと言われる。フランスでそんなことが起こるのだとは知らなかった。

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その帰りに大きな見本市のようなマーケットが開かれているというので行ってみる。中国からの製品の大きなパビリオンがあり、踊りなどもやっていたけれど、ちょこちょこ日本の着物の人形なども混じっていたのがやはり中国といった感じで面白かった。

横の移動遊園地も子供連れで賑わっていた。絶叫マシーンの名前がBANZAIだったり、背景がセクシー過ぎたりと色々不思議ではあるが、面白い。UFOキャッチャーがあって懐かしくて試したけれど、バネが弱すぎて全然ダメであった。

遊具の背景画
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拡大1
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拡大2
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by djsinx | 2010-09-19 04:52 | 旅の記録

アジェン着 ハイウェイの入り口で放置される

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東の空がうっすらと明るくなるかならないかの頃、トゥールーズを越えたバスは西のボルドー方面へと進路を代え、やがてアジェンに辿り着いた。到着だと言われて慌ててバスを降りて荷物をまとめると、そこはまさに「Middle of Nowhere」と言って差し支えないハイウェイの料金所前の広場だった。バスステーションに停まるものとばかり思っていたのでこの展開はちょっと困った。エロディにショートメールを送って待つけれど、温かいコーヒーもクロワッサンもない。ぎりぎりトイレと自動販売機だけあったのでそれでどうにか凌ぐ。ようやく明るくなった頃にショートメールが帰ってきて、これからヤニクが迎えに行くという。

20分ほどでヤニクの車が到着。今はオーガニック農場で働いているということで、当時よりちょっと野性的になった感じだ。荷物を載せて二人の家に向かう。川を越え、郊外の道を走っていくと、プラム畑の中の気持ちのいい家に着く。オーストラリアから帰ってきて2人はここに居を構えた。見た目は古風な建物だけれど、中に入るととてもしゃれていて気持ちがいい。2年ぶりの再会だ。積もった話をいろいろとしていたら、仕事に行っていたエロディが帰ってくる。あの頃からだったけれど、より「姉さん」な感じが出てきた。ヤニクとは今も変わらずいいコンビだ。みんなで昼食を取り、その後は移動の疲れもあって私達は一眠りする。
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by djsinx | 2010-09-18 04:51 | 旅の記録

バルセロナ発 ひったくりに逢いかける

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長居してしまったアントニオの家を出てオーストラリア時代のフランス人の友人カップル、ヤニクとエロディに会いに南仏のアジェンという街に向かう。バルセロナからユーロラインで直接行けるので便利だったし、なかなかここまで会いに来れるチャンスもない。

夕方荷物をまとめて家を出る。列車もスムーズで、バルセロナ・サント駅まで到着したけれど、ユーロラインが遅れているようだった。1時間以上は確実に遅れるようだ。他に便もないしひたすら待つ。Boomの後なのにいろいろ動いて楽しんでいたからか気が抜けてしまった。

2時間ほどしてようやくバスが来て、荷物を貨物室に入れる時に、ふと気がつくとPCを入れたバッグがない。はっと横を見ると警備員が警棒で誰かを殴りつけ、そいつがバッグを落として逃げた。自分のPCバッグだ。警備員がなくなったものはないかと聞いてくる。落としていったそのバッグ以外も全部ある。

バルセロナはひったくりなどで危ない街だとは前からも、アントニオから直にも聞いていたけれど、まさか自分が遭うとは驚いてしまった。こういうことは常に誰にでも、もちろん自分にもしっかりと起こりうる。それを忘れるのはもう、どう考えても赤信号だ。警備員のおかげで盗まれずに済んだのは本当にラッキーにしか過ぎない。自分の身は自分で守る。当然のことだ。気を引き締めてバスに乗り込む。

しかしこのバスが結構適当な代物だった。ヨーロッパなのに座席の間隔が狭くてきつきつの格好で座る羽目に。インドの長距離バスでも正直もう少し乗り心地はよかった。ヨーロッパは先進国でインドは途上国のように感じていたけれど、インドが進んでいる以上にヨーロッパもラフなところは意外とラフなままなのだ。何しろスペインで乗った長距離バスは今のところ2度中2度とも2時間以上遅れているのだ。まあ、それもいい。
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by djsinx | 2010-09-17 04:50 | 旅の記録

シアターフェスティバルはまだ続く

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朝起きてさっそく町に出る。川辺の道まで来ると巨大な5人乗りの観覧車のような自転車に乗ったバンドが演奏しながら通りをやってくる。音楽もかっこいいし、自転車もすごい。大勢のお客さんを引き連れながら賑やかに通り過ぎる。

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中の方では観客参加型のエンターテインメント。誰も恥ずかしがったりせずに、何かに指名されると嬉しそうに興じる。前半の複線が後半ぴったりとはまり合い、大盛り上がりのクライマックスへ。見せ方もうまいし、それを見るスペイン人達の楽しみ尽くそうという心意気がこのアートシーンを根強く、野太く支え続けているに違いない。

街角でいちいち立ち止まり、広場では座り込み、いろいろなパフォーマンスを見てシエスタの時間にテントに戻る。夕方までには撤収だけれどゆっくりで何の問題もない。汗をかいたのでシャワーに入ると、とてもびっくりしたのだけれど男女共用だった。しかも老若男女結構普通にすっぽんぽんである。自分がシャワーを浴びていたときも目の前にティーンエージャーの女の子が2人お喋りしながら全部するする脱いで普通にシャワーを浴びていた。ヌーディストがどうとか主張する人々は多いけれど、ここでは別に何も気にしていないだけだ。外では出さないことになっているから出していない、という雰囲気だ。一応キリスト教国なのにこういうノリなのは不思議なような、頷けるような、である。

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帰りにシトヘスという隣町に寄ってみる。ピカソもここの絵を描いたりしているという、風光明媚な保養地らしい。ゲイも多いというけれど、確かに熟年の男性同士でBarでくつろいでいる姿もよく見る。アイスクリームを食べて散策する。そういうのにぴったりな街と雰囲気だ。教会までぐるりと街を回ってから家に帰る。
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by djsinx | 2010-09-13 04:45 | 旅の記録

シアターフェスティバル

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バルセロナから遠くないタラガという小さな町でシアターフェスティバルが行われるという。アントニオに何日か前から、どうせいるならその時までいて一緒に行こうと誘われていたのだ。居心地がよすぎて滞在が延びてしまい、ここまで来たら是非一緒に行って楽しもうと同行を決める。

アントニオの車の調子が悪かったので朝のうちに直し、お昼前に出発。海際の道を通ってからハイウェイで内陸へ。晴れていて気持ちがいい。スペイン人の運転は意外とみんな紳士的だ。いつも開放的だからハンドルを握ってわざわざ人格変わる様な面倒な人生は歩んでいないんじゃないかと感じてしまう。

タラガは山を一つ越えた内陸の町だ。町外れに大きなキャンプグラウンドがあり、そこが今回のシアターフェスティバルのキャンプサイトになる。基本的にフェス自体は無料で、舞台や施設での公演に関しては個別に料金がかかるものもある、という感じだ。道端や広場で行われるものは無料。素晴らしいパフォーマンスを見たときにはマジックハットにチップを投げ込む。やっぱりフェスティバルでもシエスタはちゃんとあって、午後2時から5時までは公演は基本的に行われない。みんなご飯を食べたりビールを飲んだりテントサイトで友達と喋ったり自由である。

時間を見て、軽く食事をしてから町に繰り出す。大きな駐車場を抜け、川に架かる歩行者橋が見えるともうそこは会場だ。川辺で寝転んだり喋っているグループがたくさんいる。そこを抜けてさらに町の中に入っていくと、徐々に街角パフォーマンスは始まっている。やがて暗くなってきて、人の数もどんどん増える。ダンスと音楽のパフォーマンスがプラザで始まり、人垣ができる。そしてその脇では不思議な仮想の緑の人が壁に登って見下ろしていたりもする。来ている人は若い子のグループから老夫婦や家族連れまで多彩だ。Partyからそのままやってきたようなドレッドの人もいればいかにも普通の地元のスペイン人もいる。

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路地では自転車を改造して人形劇をやっている男性がいる。一つ一つの人形の細かいつくりから操り方まで魂が染み込んで本当に生きているかのようだった。彼はその全てを自作しているという。

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軽くビールを飲んで別のプラザに出ると、粘土を顔に被せて顔を作るパフォーマンスをやっているおじちゃんがいる。シンプルだけれどユーモラスで遊び心に満ちている。

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歩くたびにそこここから音楽や楽しそうなトークが聞こえて来る。スペイン語で話されていても、なんとなく分かってしまう。そういう派フォーミングアートならではの躍動感と表現に溢れている。小さな町だけれど、それを埋め尽くすほどの人が集まって、様々なパフォーマンスを見て楽しむ。スペイン人とは、なんて人生の味わい方を深く知っている人たちだろう。

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深夜を過ぎても勢いは止まらない。川辺の道ではブラジリアンドラムのLiveが熱を帯び、辺りで人々がドラム隊と一緒に踊り狂っている。その先の特設ステージではBoomのフロアよりも多いんじゃないかっていう位の数の人がDJのダンスミュージックで踊っていた。ちょっと軽めなはうすというかディスコというかの音なのと、踊るスペースなんて全然なかったのでテントに戻ってゆっくりすることに。アントニオと3人で話し込んでから眠る。
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by djsinx | 2010-09-12 04:27 | 旅の記録

ギュエル公園、ガウディの家

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この日はガウディの別の建築である、ギュエル公園に行く。列車と地下鉄を乗り継ぎ、今回はちょっと歩く。途中でサンドイッチを買って食べながら公園に入るとここも大勢の人で賑わっている。休日も平日も正直関係ない。公園全体がガウディの建築になっていて、階段一つ、噴水一つまでもが個性と遊び心に満ち溢れている。自然の中を駆け回ったであろうガウディ少年の脳裏にあった森や山や、そういった様々な光景が散りばめられているように感じた。美しい自然への憧れ、冒険心、ふとした隠れ家で感じる安息感、バルセロナの眩しい太陽の下でそれらはみんな光り輝いている。

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立体的な公園の上まで登るとここからもバルセロナの街が見渡せる。サグラダ・ファミリアも遠くに見える。本当にいい場所を選んで素晴らしいものを作る。この街が好きだったんだろうなと感じることができる。

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ここには彼の住んでいた家が小さなミュージアムになっている。サグラダ・ファミリアのチケットを買うときにこれも付いてるのを選んだのでそのまま入れる。中はこじんまりしているが、ガウディ自身がデザインした家具や調度品などを見ることができる。大きな建築のイメージが強いけれど、こうした小さなものたちの中にも彼らしいアイディアがいくつも見える。曲線が美しく、遊び心に満ちている。

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帰りは地下鉄に乗らず、ガウディのいくつかの建築の前を通って駅まで向かう。初期の頃から自然をモチーフにした彼の作風はあちこちに感じられる。ぱっと見そうでなくても、構造の中に自然の神秘が潜んでいたりもするのだ。奥が深いし、それを実際に建築として建ててしまうというのは本当にすごいことだ。いくつか外から見たけれど入場料がどれも高いのでその辺りは諦める。またスペインは、バルセロナはきっと来る場所だ。

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by djsinx | 2010-09-10 03:43 | 旅の記録