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マナリロード再び 上昇

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一年前に下ってきたこのマナリロードを今回は上る。前回は神の世界からの下降だったが、
今回は上昇する。Ascention、その言葉は私の中ではこの道のためにある。

夜中の1時に起きてヴァシストの旅行会社の前に集合する。ようやく道が開いたということで、
一刻も早くレーに向かいたい旅人達が集まっている。我々は2週間待った。もっと長い
人もいる。期待と少しの不安。当然だ。開通したてのこの道、どんなトラブルが起きても
全く不思議はない。

次々にミニバスが現れ、分乗して出発する。真っ暗な中を走り、最初の峠、ロタンを
越えるころようやく夜が明け始める。

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ラホールバレーに入り、景色が変わる。クルバレーよりももっと険しく高い谷だ。
緑が美しい。

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パスポートチェックが一度あり、そこを越えてしばらくすると川の合流地点に差し掛かる。
そこにある村を越えると車は一気に二つ目の峠、バララチャに向かって上り始める。

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氷河のトンネルを潜って川が流れていた。

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美しい湖が現れる。バララチャは近い。

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そしてバララチャの峠。

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ここの大きな水溜りでパンジャービー達の車がスタックしていた。
オフロードを走るには結構半端な乗用車。でも勇猛果敢なシークの彼らは
5000m越えのこの峠で裸足で氷の中の水溜りに入って車を押していた。
足は氷冷だし空気は薄いし死ぬんじゃないかと思っていたけれどみんな楽しそうに
笑っていた。さすがすぎる。インドやばい。

ここが事実上の人の世界と神の世界を隔てる扉だ。2週間待った時もこのバララチャの
雪が原因で道が開かなかった。ヒマーチャルプラデーシュの雨雲はこの山々に
ぶち当たって雪となる。そしてここを下るとラダックの入り口だ。

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大破した車とすれ違う。怖いんだけど、それでもこの道を自走している辺りは
さすがすぎる。インドやばい。

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ラダックとの州境を越え、三つ目の峠、ラチャランを越える。木々はどんどん低くなり、
やがて下草だけが広がるようになる。

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そしてラチャランを下るとそこには不思議な風景が広がる。岩々が佇んでいるようだ。

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標高4680mのパンという集落というかテント村で昼食をとる。なんだか食べ物の
味もいつもと違う。一服するけれどやっぱり違う。どこにいるんだろう?全くもって
よく分からない。すごすぎて何も言えなくなる。

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そしてここからさらに車は高度を上げる。川を下に見ながら険しい道を登っていくと
そこは広大な平原だった。

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車はその真ん中をひた走る。道なんてあって無きがごときものだ。

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そして最後の峠にして高度世界第二位の自動車の通れる峠、タグランに至る。
ここで気分の悪くなる人続出。ナンバーツーの面目躍如である、しかし大変だ。

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ここを下る頃に日が暮れ始める。ある程度下ると高山病の症状が出ていた人も
ずいぶん回復する。真っ暗になる頃にインダス川に到達する。ここでも
パスポートのチェックがあり、短い休憩の後急いでレーに向かう。

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ようやく懐かしいレーの街に到着したのは10時過ぎ。チャンスパ通りに向かい、
何とか宿を確保する。20時間の旅だった。晩御飯を食べる気力も残っておらず、
そのまま泥のように眠りに落ちた。神の世界での最初の夜だ。
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by djsinx | 2010-06-22 01:04 | 旅の記録

今夜、レーに向かう。

長かった。2週間の待ち時間だった。いろいろあったとも言えるし
ゆっくりとただ時間が流れて行ったとも言える。考え方次第だ。

どの道今夜、深夜2時にミニバスに乗って出発する。ロタンを越え、
バララチャを越え、ヒマラヤに入る。道は開いたばかりだ。天候が
崩れたらどうなるか、行ってみないと分からない。

インドでの残り時間も短い。それが呼ばれたということならば
いつものように行ってみるしかない。それは味わうべきものなのだ。

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by djsinx | 2010-06-20 20:38 | 旅の記録

ダラムサラを出る

気がつけばあっという間に過ごしてしまったダラムサラを今夜出発する。
行き先はマナリ。でもそこはすぐに切り上げてラダックに向かう。ビザの残りも
少ない。途中でだらだらして入られない。

思いがけずダライラマ14世を見ることもでき、充実した滞在となった。
賑やかなバグスを避けて比較的静かなダラムコットにいた。イスラエリーが
多かったのは意外だったけれどキッチン付の静かな宿で邪魔の入らない
静かな時間を過ごせた。賑やかなのが嫌な訳ではないが、たまには
ゆっくりと自分の中の材料でアウトプットをしたい。そういうタイミングだった。

Time To Go

そういう時期が旅をしていると必ず巡ってくる。そういうものに逆らわず、
流れに乗る。そうやって進んでいく。それでいい。
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by djsinx | 2010-06-06 20:46 | 旅の記録