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インド旅情報 オリッサ沿岸

ジェイポールからブバネシュワールへ

ジェイポールのバス停でバスの予約ができる。430Rsと結構高いがエアコンバスでかなり快適。道も前半は山の中を走るが後半はハイウェイに出るため非常にいい。15時間程度で到着。夜行になるので景色は見えない。ブバネシュワールのバスステーションは中心部から外れている。オートリキシャで鉄道駅まで70Rs。


ブバネシュワール

オリッサ州の州都。旅人としては経由地。宿は鉄道駅の周辺にたくさんあるけれど基本的にインド人向けの設備と値段。ダブルで400Rs以上するところが多いようだ。しかも州都のため結構混みあっていてタイミングや時期によっては探すのが大変だったりもする。どこも24時間制。街は大きく、レストランやスーパーマーケット、ネットカフェ、ATMなどもあるが基本インド人仕様である。


ブバネシュワールからプーリーへ

鉄道駅付近の近距離バスターミナルからローカルバスで2時間程度で30Rs。客引きをしているのですぐ分かる。鉄道を使っても簡単に行ける。


プーリー

巨大なジャガンナート寺院があることで有名。ヒンドゥー教徒以外は寺院内部に立ち入ることはできない。以前あった展望台はなくなっているようだ。相変わらず付近のビルの人が有料で屋上から寺院が見れると誘ってくる。その辺りはお好みで。寺院へはリキシャでバスターミナルから30Rs程度。

昔から日本人が喉を痛めながら沈没している場所として有名だが、街としては別にどうってことはない。ビーチの客引きは鬱陶しいし、魚が美味しいと言われたけれど南インドに比べたら地味。日本人宿で日本人どおしでぐだぐだ麻雀をしたり日本語の漫画や本を読み漁りたい人だけ来ればいいと思われる。


プーリーからコナーラクへ

バスターミナルからミニバスが頻繁に運行している。15Rs程度。バスは狭くて天井が低い。そしてコナーラクまでは意外と時間がかかるので注意。激混みだったら次のバスを狙って待つのもあり。


コナーラク

巨大なスーリヤ寺院のある村。寺院は外国人は200Rsと高いけれど、ボロブドゥール等が好きな人には見ごたえがある。遺跡の全体が太陽の乗る戦車を模して作られており、大きな車輪が特徴的。知らなかったのだけどカジュラホにありそうな男女交合像もたくさんあって見ていて飽きない。宿も多少あるので泊まることもできる。


コナーラクからブバネシュワールへ

コナーラクのバスステーションから3時間程度で30Rs。寺院の近くのバス停で待っていてもいいけれど、少し奥のバスステーションまで行って乗り込んでた方が確実に座れるのでいいと思われる。道は問題なし。駅の近くの近距離バスステーションに到着する。
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by djsinx | 2010-01-31 17:54 | 旅情報

プリーとコナーラク

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プリーに朝のバスで向かう。思ったよりも時間はかかる。2時間程度でプリーのバスステーションへ。まずは目的のジャガンナート寺院に向かう。ヒンドゥー教徒以外は立ち入り禁止だけれど外からだけでも見たいと思っていた。

リキシャはすぐに見つかる。驚くほど広い道を進んでいくと、遠くにピンク色の巨大な尖塔が見える。コーラプートで見たものよりも遥かに大きいが、間違いない、あれがジャガンナート寺院だ。近づくと辺りには出店が並び、巡礼者がひしめき合っている。乞食がバクシーシをねだりに来て、近くの店の店主が屋上から寺院を見ないかと誘ってくる。

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太陽が照りつけ、海際の湿気がじっとりと身体を包み込む。巨大な尖塔を見ながら寺院の周りを一周する。内陸から来ると空気が全然違って感じる。色とりどりのサリーや順礼服のインド人達が歩いている。外国人の姿はほとんど見えない。ここはヒンドゥーのための場所だ。騒がしい正門前に戻り、そこから海を目指す。

参道を通り、地図を目安にビーチを目指す。日差しはさらに強くなる。15分ほど迷いながら歩くと大きな駐車場が見え、その先にベンガル湾が姿を見せた。ビーチはインド人達で埋まっている。歓声が聞こえる。波打ち際で巡礼者達が戯れているのが見える。楽しんでいる時の彼らはとても無邪気だ。家族や親戚で来ているのだろうか、子供からお年寄りまで一緒に海を満喫しているのがとても微笑ましい。記念撮影のための馬もいて人々の注目を浴びていた。

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しばらくしてから有名なツーリストエリアに向かってみる。街がとても広くて歩くのは大変。仕方なく途中でリキシャをつかまえるが、あまりよく分かっていない。なんとなくそのエリアで停まってみるけれど、不思議なことに全然活気がない。特に面白そうなものもない。期待して食べたフィッシュターリーも正直いまいちだし、そのエリアでビーチに出たら物売りがしつこすぎてゆっくりもできない。何故ここがこんなに有名なのか理解できないのでさっさとコナーラクに行くことにする。

バスステーションに戻って小さなバスでコナーラクを目指す。ぎゅうぎゅうのところに乗り込んだので大変。屋根が低いのでまっすぐ立つこともできない。30分もかからなそうな話だったけれど、乗り降りが多くてかなり時間がかかる。結構腰と背中が辛い。ようやく到着する頃には暑さもあってかなりへとへと。

人の流れに沿ってスーリヤマンディール、太陽寺院へと向かう。チケット売り場に行ったら係のおっちゃんに髭を気に入られた。「いい髭だな。どうやってそれは毎日ケアしているんだ?」と聞いてくる。

「いや、別に普通に伸ばしていらないところを剃ってるだけだ。簡単だよ。」

「そうかそうか、で、どこから来たんだ?日本か、いい国だな。」

後ろに人が並んでいるのに話に夢中だ。待ちきれなくなったおばちゃんがむりむりと体を押し込んできて会話は終了。みんなマイペースだ。奥に進むとアンコールワットを思い出させるような巨石作りの神殿が目の前に見えてくる。インド人観光客だらけだ。近づくと思ったよりも大きい。太陽が輿に載って空を翔るというヒンドゥー教の神話を再現している。神殿自体がその輿なのだ。側面についた車輪は大迫力だ。写真を撮っている人が大勢いる。細かく施された彫刻は美しい。改修中のところもあるが、基本的にはそのままの状態で見ることができる。

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ある一面にはエロティックな、カジュラホにありそうな彫刻が彫られている。体位、シチュエーション共になかなかバラエティに富んでいて見ていて飽きない。人間業とは思えないものも多いのがポイントだ。さすがインド。

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近寄ってみてみると…よくある体位だけれどなかなか見ないアングル
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夕方にバスステーションからブバネシュワール行きのバスをつかまえる。始発に最初に乗り込んでいい場所を取れる。さすがに日差しがきつくて大変だった。1時間半ほどで元のバス停に到着。翌日移動なので早めに休む。
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by djsinx | 2010-01-31 16:46 | 旅の記録

アディヴァシメーラ

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午後に先住民族のフェスティバルをやっていると聞いてそこに行ってみる。広い会場には物販ブースが回りきれないほど大量に並んでいろいろな物を売っている。スパイスもあれば民芸風の雑貨もある。衣装や人形もあれば家具まで大きく広げて売っていたりもする。でもそこは活気がなかったので早めに退散して、アディバシメーラという先住民の博覧会のようなものをやっていたのでそこに向かう。広い道から奥に一本入ると大きな敷地に電飾が大量に灯されている。中に入ると人が大勢。ほとんどがインド人だ。

最初にクラフト作りの実演をしているテントにお邪魔する。ドクラやテラコッタを目の前で作っていて、できている作品は買うこともできた。ねずみに乗った小さなガネーシャが気に入って買おうとしたら100Rsもしなくて驚いた。

その後は電飾に彩られた道を歩いていく。色々な音楽が聞こえ、人の話し声が聞こえる。物産店のようなエリアがあり、その間にアディバシの人々の暮らしを説明するパビリオンが点在する。竹馬に乗ったダンスや歌などが道を練り歩く。ステージでも大きくコンサートが繰り広げられている。

面白いのは各部族の「自分たちの暮らし紹介」エリアだ。どれもそんなに変わりがないのだが、手作りでいろいろな味を出している。昔ながらの生活の様子に、新しく建てられたぴかぴかの学校や灌漑設備などが模型で作られているのが微笑ましい。村人総出で作ったのかなぁと思わされる。

食事も先住民のスタイルで美味しい。見たこともないライスパフを使った料理があったり、木の葉の皿に盛り付けたターリーが出てきたりしてみんな賑やかに群がっている。

9時過ぎにまだまだ賑わっている会場を後にした。
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by djsinx | 2010-01-28 17:33 | 旅の記録

インド旅情報 ジェイポール、コーラプート


ジャグダルプールからジェイポールへ

ジャグダルプールのバスステーションからローカルバスで45Rs。2時間半程度。ローカルが大量に乗り込んでくるので荷物の管理に注意。このバスステーションには屋台や食堂も多くある。街を出るとオーストラリアのアウトバックを思わせるような広大な土地が広がる。アディヴァシが多く住むエリアで、サリーとも違う民族衣装を着た女性達を見ているとインドにいるとは思えない。途中で州境を越えてオリッサ州に入る。その先は道のコンディションは多少悪くなるが耐えられないほどではない。電車は1日に1本普通列車があるらしいが便利ではないようだ。

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ジェイポール

街の中心にバスステーションがあり、ジャグダルプールからのバスは概ねここに停まるようだ。このバスステーションでは各地へのバスの事前予約が行えて便利。バス停の近くに大きな宿が2件ほどある。バス停の周りには食堂や売店が充実しており、フルーツやジュース、アイスの屋台も出ている。ネットカフェもあり1時間15Rs。ATMもある。バス停前のT字路の交差点を南に向かうと中心街で賑わっている。10分ほど歩いて左手の賑わった道を入ると左手にハヌマンの像があるマーケットがある。アディヴァシの人が多くてカラフル。

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Bophal Hotel

バス停前T字路を西に1分。とてもきれいな宿で宿の人も親切。バス&トイレにテレビのついたダブルが250Rsでホットシャワーもある程度出る。屋上からの景色もよく、ルームサービスで食事も取れる。お勧め。

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映画館

バス停のT字路を東に3分。ローカルで賑わうボリウッド系映画館がある。入場券は20Rs、バルコニー席でも25Rsと格安。椅子は木製でクッションもない。フィルムがからから回る音が聞こえるような古めかしい(というか空襲にでもあったような有様の)映画館だ。それでも週末や新作の封切直後はローカルで賑わってボリウッドスターの一挙一動に拍手喝さいの大騒ぎになる。一緒に盛り上がるのも一興。

ジェイポールからコーラプートへ

ジェイポールのバスステーションから10Rsで1時間前後。時間帯によっては非常に混み合うので注意。多くのバスがコーラプートを経由して各地に向かうため本数は多い。

コーラプート

ジェイポールより少し小規模だが緑が多くて美しい街。バスステーションの周りはそれでも商店や食堂が並び、賑わっている。毎週日曜日にはアディヴァシの人々が集まるハートと呼ばれるマーケットがこの街で開催されるため非常に多くの人が集まる。顔立ちも服装もインド人とは違う彼らがあちこちで店を開いては食料や日用品を売り買いしている。かなり大規模で活気があり、一見の価値はある。

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Hotel Ambica Heavens

コーラプートで恐らく唯一の大きな宿のようだ。ダブル200Rsからとのこと。ハートの開催されるエリアのチョークの角にある。バス停にも広告が張っており、恐らく街の人は誰でも知っているので聞いてみるといい。バスステーションからは500m程度。

ジャガンナート寺院

有名なプリーのジャガンナート寺院はヒンドゥー教徒以外は入ることができないが、コーラプートの寺院は誰でも入ることができる。規模はもちろん小さいけれど、のんびりしていてよい。大量のジャガンナートの像が安置されているのでジャガンナートファンの皆様には必見の場所。

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by djsinx | 2010-01-28 16:25 | 旅情報

ブバネシュワール着

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明け方にブバネシュワールのバスステーションに到着する。オートリキシャで駅前に向かう。高いけれど確かにそれなりに距離はある。駅の予約窓口はまだ閉まっていたのでまずは宿を探す。ここは州都でインド人向けの宿がほとんどで、値段も高い。駅前はビジネスマンも多いのか満室のところが多い。何軒も断られてようやく見つけた宿にやっとのことで飛び込む。ここも24時間制だ。


チェックインの前にホテルの近くの店の前を通りがかった時、二匹の子犬が何かを咥えているのを見た。なんだろうと思ってみてみるとずぶぬれになった子犬と同じ位の大きさの子犬の死体だった。可愛らしい子犬が死んだ子犬の腹に食いついて新鮮そうな内臓を引きずり出しては引っ張って遊んでいる。同じ大きさということは一緒に生まれた兄弟なのではないだろうか?無垢な表情をして二匹の子犬は死体にかじりつき続けていた。

一眠りして朝食をとり、帰りに同じ店の前を通るとまだ子犬達は死体を食べていた。頭がちょうど真っ二つになっていて、フレッシュなピンク色をした中身が覗いていた。熟しかけの柘榴を割った時のような、若々しくて新鮮な色だった。一匹が耳を引っ張り、もう一匹が後ろ足に食いついて引きずる。食べるもの、食べられるものが同じ犬の兄弟だった。

ブバネシュワールの駅前の大通りの、コンクリート張りの店の前に剥き出しの自然が放り出されていた。無邪気に、奔放に、吐き気を催すほどに。きっと二匹はあの死体からたくさん栄養を取って都市という厳しい環境での生存の機会を増やすことだろう。それは祝福だ。ここには罪はない。母猫だって死んだ子猫を食べて乳にするのだ。生きるものが生きるために。

一つの精子が卵子に辿り着くのに三億の仲間を必要とするように、一つの命が生きていくためには数多くの命を必要とする。死する命があってこその生なのだ。生者が一人自らの力によって生きているということはない。彼らは多くの屍の上にあって始めて生者たり得ているのだ。

それは、死や敗北すらもが大きな流れの中にあって我々を訪れているということだ。間違った結末ではなく、ありうべきものとして。自然な奔流として。
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by djsinx | 2010-01-28 12:28 | 旅の記録

ブバネシュワールへの夜行バス

127 ジェイポールからブバネシュワールへ

夕方のバスでブバネシュワールへ向かう。エアコンの効いたデラックスバスだ。値段もそれなりだが、座席も広くて快適。夜行だから景色が見えないのは残念だが眠れるならそれもあり。最初の何時間かは多少揺れたけれどその後はハイウェイに入ったようで道は非常によい。
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by djsinx | 2010-01-28 01:26 | 旅の記録

コーラプート ジャガンナート寺院へ


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隣町のコーラプートにあるジャガンナート寺院を見に行くことにする。移動するにはあまりにもいい場所だったし、フランス人に教えてもらった村のハートに行くにもこっちからの方が便利だからというのが理由だ。バス停に行くとすぐにコーラプート方面行きのバスがあり、乗り込むと徐々に人が増えてきりのいいところで発車。

途中ですぐに大勢乗ってきて通勤ラッシュのようになる。景色はきれいな山並みと農村が交互に見える。1時間もせずにコーラプートの賑わっているバスターミナルに到着。売店のおっちゃんに話を聞くとすぐに寺院の場所は分かった。小高い山の上に白い寺が見えている。それを目印に歩くと商店街の辺りは大量のアディヴァシの女性がカラフルな服で歩き回っている。日曜日だからやはり賑わうのだろうと思い、まずは寺院へ。坂を登って見晴らしのいい参道に回りこむようにして入る。入り口で靴を脱ぎ、ゆったりとした階段を登る。時間のせいか訪れる人は少ない。白をメインにした境内のカラーリングは強い日差しに映えてまぶしいほどだ。まっすぐ寺院の中に入るとそこには夢にまで見たジャガンナートくんが!インドの中央部の先住民エリアを潜り抜けて辿り着いたジャガンナート寺院、なんだかとても不思議な気分だ。

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写真撮影は他のインド人もばしばし撮っていて、係の人に聞いてみても全然問題なかったので思う存分撮る。プリーのジャガンナート寺院に入れない以上、非ヒンドゥー教徒のジャガンナートくん愛好家にとってはここはまさに聖地である。メインの寺院の横にある様々なジャガンナートくんの像が安置されているエリアがあり、そちらも見て回るがどれもこれもかわいくてかわいくて。オリヤ語が読めないのが残念だったが、それぞれの組が違う服を着ていて、顔立ちもものによっては違っている。手がないのが基本的なスタイルだけど、普通に手がついていて印を結んでいるものもある。こんなにポップでかわいいバリエーションがあるなんて正直思っても見なかったけれど正直とても嬉しい。帰りにドネーションをして街に下りる。

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賑わっている街の食堂で昼ごはん。ドーサはなくてみんなバラを食べている。まねてそれを頼むとさすが混んでいるお店だけあってとても美味しい。チャツネとサンバルの味がまた少し変わっているように感じた。この地域性、かなりたまらない。

メイン通りに出ると来た時よりも辺りは混み合っている。そこら中にアディヴァシの人々が店を広げている。もしやと思って人の流れに沿って歩いていくと、そこには巨大なハートがあった。話しかけてきた街の男の子に聞いてみても今日はハートの日だよと保証してくれた。東南アジアの市場を思い出させるカオスな雰囲気。インド人とは違う顔の男女が大勢行き来している。全く予想もしていなかったので二人で興奮しながらあちこち回る。外国人が珍しいのか、手元のカメラを見つけて撮ってくれと頼んでくる人もいる。あんまり撮られたくないものなのかなと思っていたけれど、そんなこともなく楽しんでいる人も多かった。

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もちろんお土産品などは基本的にはない。彼らが自分たちの使う日用品や食料を売り買いする場所なのだ。新鮮そうな野菜とフルーツ、それに干した魚に生きている鶏、豆や米などの穀物、調味料、まさに何でも揃っている。それを古い秤と分銅を使って計りながら売る。穀物用の秤などはまるでシーソーのように大きい。

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他には作物の種や農機具、テラコッタの壷や器に大きな籠、色とりどりの洋服や女性が着ている民族衣装と思われる長い長い布。色合いのセンスもこれまで見てきた北インドとも、ヴァラナシなどで見た南インドの人々とも少し違って見える。女性の民族衣装の着こなしも、長い布というのはサリーと同じだけれどその着方は全然違っている。ゆったりと布を身体に巻いて両肩でとめているようだ。布一枚だけの人もいて、おばあちゃんなんかは普通におっぱいが半分出ていたりするが気にしている風でもない。やっぱりインドであってインドではない文化がここにはあるのだろう。

満喫してバスステーションに戻るとジェイポール行きのバスがすぐに見つかる。運良く最初に乗り込めたのでよかったが、来る時以上に混みあっていて大変だった。

ジェイポールに戻り、バスの予約カウンターに日程変更をしに行く。思う存分ハートが見れたことだし、予定を繰り上げて沿岸部に向かおうと思ったからだ。だけど、話をしてみると月曜日と火曜日はストライキでバスは運行していないという。ネパールから出てもうストとはおさらばだと思っていたけれど、出会うところでは出会うものだ。もうこうなったら仕方がない。ハートも行けないし、ジェイポールでゆっくりすることに決める。

だったらストライキで店も閉まるだろうし今日のうちに散歩でもしようと街の中心街に向けて歩く。小さな田舎町と思っていたけれど、地域の中では中心的な存在のようで意外と大きい。ついでに明日部屋でサラダでも作ろうかと八百屋を探すけれど見当たらない。一回りして人の多い辺りをうろついていると市場を発見。ハヌマーンの大きな像のある立派な市場だ。ジャグダルプールのものにも見劣りしない。トマトにたまねぎ、パプリカに生で食べられるという不思議なカブのような野菜。どれも新鮮でおいしそうだ。日本人というと珍しがってまたもや写真撮ってくれの連発。いい人たちでみんな楽しそうだ。ここでも少量だからか思いがけず「持ってきな!!」とただでくれる店の人もいた。

散歩をしながら宿に戻り、この日はまた別の店でミールスを食べる。これもまた非常に絶品だった。南インドは食事が美味しいとよく言われているけれど、オリッサに入ったばかりで既にそれを実感する。これから先が楽しみだ。
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by djsinx | 2010-01-25 01:07 | 旅の記録

西部オリッサ ジェイポールへ


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バスステーションに向かい、オリッサ行きのバスを探す。すぐに見つかり乗り込むと、後から後から人が乗ってくる。相当な数だ。ほぼ時間通りにバスは発車したけれど、当然のようにさらに乗り込んでくる。気がつけばぎゅうぎゅう詰めになっている。

そのままバスは走り続ける。街の外に出ると景色は森から平野に変わる。土が赤い。ユーカリに似た木があちこちに生えている。そして黒い肌のアディヴァシの女性達が色鮮やかな民族衣装を身に纏って裸足でその乾いた大地を歩いてゆく。まるでインドとは思えない。

オーストラリアのケアンズから内陸に入ったアウトバックを通り抜ける時にこんな景色に出会ったのを思い出した。このエリアはインドがゴンドワナ大陸の一部だった時代からある古い地層だという。確かオーストラリアもそうだった。生きる動植物や人々は違ってもとてつもなく長い時を越えて大地が繋がり合っている。そこに古くから生きてきた数少ない生命たちが今も同じ景色を形作る。ノーザンテリトリーで見たターマイトマウンドまでこの地にはある。

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簡単なチェックポイントを通ってオリッサ州に抜ける。州が変わったとたん色々なものが変わる。まず文字が違う。オリッサ州で話されているオリヤという言語の文字だ。丸っこくてキノコとクラゲと饅頭を並べたように見える。そしてチャティスガル州ではなかなか見かけなかった英語表記がローカルの店にも見られるようになる。恐らくオリヤなんて他州の人は読めやしないのだろう。そして道路のコンディションも変わる。悪いわけではないが、チャティスガルが良すぎた。工事中の場所もちょこちょこある。いくつか街を過ぎて3時間ほどでジェイポールに到着する。

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ここで久しぶりに信号を見る。T字路の角が大きなバスステーションになっている。食堂や屋台、売店が多い。フランス人に薦められた宿に行ってみるが安い部屋はフル。もう一つあった宿を訪れてみると、こちらの方が安くてきれいだったので即刻泊まることにする。
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by djsinx | 2010-01-24 19:55 | 旅の記録

インド旅情報 チャティスガル州


ヴァラナシからライプールへ

昼の12時過ぎに出発する列車で17時間程度。マイナー路線のせいか、社内の物売りは少ないので前もってある程度食料や水は買い込んでから乗ったほうがいいかもしれない。乗客はそれなりにいるが外国人旅行者はまず見かけることがない。


ライプール

チャティスガル州の州都。駅前に安宿と食堂がそれなりにあるので便利。食堂のメニューも英語表記がない場所が多く、英語も驚くほど通じないのである程度ヒンディー語のフレーズを覚えていたほうがいい。食事は南インド料理が増え始めていて、屋台なども安くて美味しい。人も穏やかで危険なイメージはない。チャティスガル州の第二の都市、ジャグダルプールへのバスのチケットも駅前のチケット売り場で買える。用事がなければあまり訪れないが街自体はかなり大きくて整備されている。駅の構内にはATMがある。ネットカフェも複数あり。

Shanti Niketan Guest House

駅前のお菓子屋兼食堂の上にある宿。ダブル250Rsでシャワー、トイレ別。古い建物だけど部屋はきれいに掃除されている。宿の人も親切。他の宿が500Rs以上するところが多いのでこの値段はやさしい。ドミトリーもある。24時間制。


ライプールからジャグダルプールへ

チャティスガル州には公式バスがないため、全て民間のバスになる。寝台で240Rs程度。朝の8時頃に出る便と、夜の7時から10時位の間にいくつか便がある。会社によって値段、時間帯、グレード等が違うので比較してみたほうがいいが、何せ英語が通じないので注意。ジャグダルプールには7時間程度で到着するが、夜の便だと夜明け前に暗いバス停に放り出されるので注意。昼の便のほうが安心。途中にカンケール、コンダガオン、バスター等のアディヴァシと呼ばれる先住民が多く住む村がある。道は驚くほどきれいに整備されている。昼間であれば遠くに広がる森ときれいな畑、そして並木道が広がる美しい景色を見ることができる。カラフルな服に身を包んだアディヴァシの女性達を多く見かけるようになる。


コンダガオン

先住民のアートで有名な村。インドのNGOがこの村でそうしたアートを保護して育てる活動をしており、工房を訪れることもできる。バスステーションの周りには食堂、市場、屋台があり、宿もある。ここからテラコッタで有名なナラヤンプールへもバスが出ている。ATM、ネットカフェあり。

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サッカールロッジ

バス停の真向かいのメイン通り沿いにあって便利な宿。英語表記もしていないので周りの人に聞いて教えてもらう。バス&トイレにテレビのついたダブルで300Rs。もっと安い部屋もあるがほぼ唯一の宿のためインド人で埋まっていることが多い。24時間制。

Chandan Sweets

バス停から出て右手、メイン通り沿いにある食堂件売店。何故かスイーツはない。ドーサ、イドリー等を食べることができて美味しい。チャイもある。

バス停周辺の食堂、屋台

バス停の北側の並びの一番右奥にあるターリー屋。45Rsで美味しいターリーが食べられる。35Rsのもある。他にはサモサやスイーツを売る食堂が何軒か、フルーツやスナックを売っている売店が並ぶ。バス停から出た辺りにはチャイやサモサの屋台が何軒か並ぶ。ロッジの前のサモサ屋台は美味しい。


ジャグダルプール

この街にはかつてマハラジャの別荘があってこの辺りの森で狩猟を楽しんだという。バスステーションから宮殿跡まではオートリキシャで40Rs。宮殿の前は商店街になっていて、サンジェイマーケットという大きなマーケットもある。賑わっているが宿と食堂が極端に不足しているので注意が必要。ダバすらなかなか見当たらない。スイーツ屋のサモサ等を食べるか、屋台になるが、屋台もアルーティカの屋台ばかりでバリエーションが非常に少ない。道具があればマーケットで買い物をして自炊もあり。ホテルも高いのであまり長居には向かないかもしれない。ATM、ネットカフェもある。

Ananda Hotel

宮殿から歩いてサンジェイマーケットの一つ手前の小道を右に入ったところにある。バス&トイレにテレビのついたダブルが350Rs。部屋はきれいだが網戸がないので蚊が入る。コンセント差込式の虫除けを支給してくれるがあまり役に立たない。建物の中にレストランがあるが8時から10時半までしかやっていないという。食べていないので値段と味は不明。24時間制。

ハヌマン像の前のチョーメン屋台

宮殿の門の前の通りにひときわ大きく目立つハヌマンの像が立っているが、その下に夕方から出る屋台。チョーメンと生野菜とパンのプレートが食べられる。地元っ子で賑わっている。

民族博物館

サンジェイマーケットからオートリキシャで20Rs。知らない人もいるので注意。博物館は入館無料。アディヴァシの生活や風俗、芸術について詳しく展示がされている。興味がある人は訪れてみて損はない。10時から5時まで、日曜日は閉館。
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by djsinx | 2010-01-24 16:20 | 旅情報

ミュージアムへ


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朝からマハラジャのパレスに行ってみる。中に入ると一部屋が簡単な展示室になっている。5分もあれば見終わるシンプルなものだ。そこから出てきたら中学生位の少年たちに日本語でサインしてくれとおねだりされた。してあげると嬉しそうに握手を求められた。有名人はこういう気分なのだろうか?不思議だ。

ツーリストインフォメーションがレインボーホテルというホテルに併設されているという情報があったのでそこから行ってみる。すると3年後にはできる予定だとのんびりしたお答え。民族博物館があるというので道を聞いて歩いてみることにする。2km程度だということだったけれど、もちろんそんな数字は気分みたいなもので正確なものでは全くない。悪気はないから責めることはできないけれどそれにしたって遠かった。途中で美味しいドーサ屋台を見つけて食べて、さてもういい加減リキシャに乗ろうとした時にようやく到着。

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お昼の休憩時間に入りかけていたけれど特に気にすることもなく見学させてくれた。閲覧客が我々だけだったのもあるかもしれないけれどいい人たちだ。展示品はかなり専門的な内容も含みつつアディヴァシの生活や風俗を紹介している。これだけ見ているとやはりインドの話を聞いているとはなかなか思えないほどその生き方は違う。

帰りはリキシャに乗ってサンジェイマーケットまで戻る。そこでフルーツを買って近くのお菓子屋でヨーグルトを買い、部屋でフルーツヨーグルトを作って食べる。フルーツがとにかく新鮮で美味しい。
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by djsinx | 2010-01-23 19:34 | 旅の記録