森まさこ議員の「南相馬市で餓死者10人以上」発言について

この件は数日前からTwitter上で非常に大きな話題になっている。記事にあるような政府の対応の酷さを嘆く意見も多ければ、ソースの不明確さからデマを疑う意見もある。正直なところ真相はまだ不明だとしか言えないのだろう。

民主党議員、有田芳生氏は下記のように検証する。

http://togetter.com/li/142387

ここでは有田議員は森まさこ議員の発言自体をデマであるとはしていないが、「避難所で餓死」したという尾ひれがTwitter上で付加されたことに対してデマであると言っている。これをして森まさこ議員の発言自体がデマであるとの誤解も生まれ、混乱がさらに助長されているといっても過言ではない。

有田議員は各所への取材の結果確認が取れないとしているが、「確認できない」、「聞いていない」という話が検証の中には出てきているが、「ない」と断言しているものはない。

実際に餓死、もしくはそれに類する事態が発生しえたのだろうかということについて言えば、十分その可能性はあったのではないかと考える。単独で餓死が発生するにはもちろんそれなりの時間がかかる。水があれば2週間程度、とものの本では読んだことがあるが、今回、この大震災の中では「単独での餓死」という形ではなかったことが推察される。

まず、とにかく巨大な地震が起こり、それに伴う津波が発生した。それによって沿岸部は壊滅し、インフラも物流も途絶えた。そして、地震が起きたのは3/11。東北ではまだ雪が降る時期だった。地震の後に避難所に雪が降っている映像を見た記憶のある人も多いはずだ。そうした中で、十分な食べ物、飲み物がなく、防寒もしっかりされない状況があったとして(それは確実にあったと考えられる)、そこで亡くなった方がいたとしても不思議はないだろう。

問題はそれを餓死と言っていいのかという問題だ。食料が不足したことが原因の一つだとしても、むしろ衰弱死とでもした方が実情に即しているのかもしれない。東日本大震災という未曾有の大災害の中で多数の要因が絡み合い、そういった事例は十分にあり得る。

言葉尻を捉まえてデマかどうかで揉めている場合でもないし、それを政争の具に使っている場合でもない。原因は究明し、来るべき次の災害への備えとするべきであると考える。


--以下引用--

ネットコラム - エキサイトニュース

自民党議員の森まさこさんがTwitterで衝撃的な事実を発表した。

福島県南相馬市周辺の飯館村などで、飢餓が原因の衰弱死者が10名以上いるという。彼女のTwitterでの発言の詳細については以下の通り。

「南相馬市保管死亡届のうち衰弱死の記載が7名!本日同市戸籍係が回答。同市監察医が餓死を確認し死体検案書に衰弱死と記載した。周辺の飯舘村などにも餓死があったと彼は言う。合計で10名以上と。政府に問い合わせても不明と答えるのみだった」
(Twitterより引用)

この発言にはネット上でも物議を醸しており、「国民を兵糧攻めにして餓死させるわ、飯舘村の住民を使って人体実験するわ、まさに殺人政府だな。 」といった過激な意見や、「事実とすれば、これはとんでもない話だね。 」などの政府を批判する意見も見受けられた。

なお、この10名は3月末から4月上旬に衰弱により亡くなったと見られているが、原発事故の対応による救援活動の遅れが原因とも指摘されている。

避難所でも度々物資やボランティアの人材不足のニュースが取り上げられているが、他都道府県へ出荷する農産物があるなら地元産野菜を使った炊き出しなどは出来ないのだろうか。避難をされている方々でも力が余っている人が炊き出しを行う事でボランティアにかかる費用を削減したり、他県から送る物資についても腐りやすい生鮮食品を減らすことが出来るはずだ。

ボランティア担当の辻元清美議員は現在ボランティア休暇とボランティアツアーの促進に力を入れているようだが、現地での人材や物資による復興についても目を向けるべきではないだろうか。日本の被災地はアフリカのように物が全くない状態でもないし、内戦が起きているわけでもない。現地で「動きたいが動けない」方々の支援についても、手遅れにならないうちに施策を打って頂けることを願う。
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by djsinx | 2011-06-01 01:19 | 震災関連
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