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インド旅情報 ラダック 周辺の村々 マナリへ

周辺の村

西側

レーからシュリナガルに通じる道路沿いのエリア。それなりに距離があり、バスの本数も制限されているので計画的に回らないと時間がかかる。複数のゴンパを訪問するのであれば日帰りは無理だと思ったほうがいい。

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スピトゥク(Spituk):
飛行場のすぐそばにある村。バス停からすぐのところに大きなゴンパがある。見ごたえがあるが、頂上にある古いゴンパの内部は特に圧巻。ここは写真撮影不可。軍事施設があることからゴンパから空港方面の撮影も禁止されている。レーからローカルバスで9Rs。宿は特にない。

ニンムー(Nimmu):
バスの休憩所のある村。レーを背中にして右手奥の食堂が美味しい。チャナマサラとプーリーで30Rs。さもさ、パコラ、チャイ、どれも安くていい。

アルチ(Alchi):
レーからローカルバスで3時間程度。55Rs。朝8時の直通バス以外はインダス川にかかる橋の前で降ろされてそこから4km程荒野を歩く羽目になる。ここのゴンパというか仏教遺跡はチベット仏教遺跡としては1.2を争うほど美しいとされているが、実際他のゴンパとは全く違う。カシミールから職人を連れてきて作ったとされており、その造形美は圧巻。じっくり時間をかけて鑑賞する価値あり。ちなみに写真撮影は全面禁止。写真満載のブックレットが180Rsで販売されている。村のメインロードの一番奥がバス停になっていて、G.H、レストラン、ベーカリー、お土産屋などが軒を連ねる。ゴンパはその先の小道の一番奥。入り口が少し分かりにくいので注意。帰りのバスは午後3時にここのバス停から。逃すとメインロードから4時ごろ。

サスポル(Saspol):
アルチからインダス川をはさんだ対岸の村。一面に広がる麦畑とその背後のヒマラヤの山々がとても美しい。レーからは同じく3時間、55Rs。レストランや宿もある。この村の宿に宿泊すると隠しイベント「岩窟寺院」のフラグが立つ。岩窟寺院へは畑のあぜ道や岩場を通るのでトレッキングシューズがあったほうがよい。なお、ここに個人で行くのは無理ではないけれど場所を知らないとかなり大変。

Alchi View G.H.
ホームステイ感たっぷりの家族経営の宿。1泊300Rs程度でシーズンによって上下すると思われる。交渉してみるとよい。食事もとることができるが、宿の人の晩ご飯にお邪魔する感じでとても楽しく、ローカルフードを味わえる。娘さんが美人。

リキル(Likir):
レーから2時間強、55Rs。メインロードの何もない場所で下ろされてそこから村まで徒歩で20分程度。お目当てとなるゴンパにはそこからさらに1時間程度歩くことになるので注意。ショートカットが途中にあるが一度川まで降りてまた登るので距離的には短くても時間的にはどうか微妙。ゴンパの見所は人骨の祭具のある展示室と大仏様。帰りのバスはメインロードから4時半頃が最終。


東側

レーから比較的近いエリアだが、場所によってはバスの便が悪い。インダス川の南岸を回る時はある程度注意が必要。帰りの最終バスの時間、宿の有無は調べた方がいい。

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シェー(Shey):
ティクセィlの手前、レーから20分程度、10Rs。パレスの跡地がある。ゴンパの見た目は大きいが入れる場所は余り多くない。廃墟になっている最上部に登るのは危険と思われる。レストラン、宿も一応ある。

ティクセィ(Tiksey):
レーから30分程度。15Rs。大きなゴンパがあり、内部は見所が多い。車道の突き当りが正式な入り口。変なところから登ると迷う。大きな仏像がある。布で顔を隠した仏像なども多い。学校や博物館が併設されている。

へミス(Hemis):
レーから1時間強。街道の街、Karuからインダス川を越えて4km程度。ここは村というよりほぼゴンパだけ。宿もないことはないが、バスも本数が少ないのでPangong Lakeなどのツアーと組み合わせるのが便利。規模が大きく、博物館も充実している。7月頭にあるフェスティバルはラダックで一番大きい。仮面の踊り、チャンダンスが見られる。フェスティバルの時はバスの本数も増えるが大混雑するので注意が必要。


北側(Nubra Valley)

Nubra Valleyに入るにはPermitが必要。旅行代理店で手配できる。一人140Rs程度と言われるが、手間賃込みなのでがんばれば値切れるかもしれない。Permitを持っていても4人以上のグループでないと追い返されるという記述もガイドブックには見られるが、09年7月現在ではPermitさえあればローカルバスで入ることも可能なようだ。ただし、各街を行き来するバスの便が悪いため、効率的に回るのは厳しそう。自転車、バイクで回る旅人も見かけるが、未経験者は止めた方がいい。5600mの峠は伊達じゃない。

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ディスキット(Diskit):
山の中腹に大きなゴンパがある。中は見所多し。外には建立中の大仏様がおわしている。街はNubra Valleyの中心地となるため、市場やレストランがあり、賑わっている。宿も数件あり、ジープツアーで来た場合にはこの街に宿泊する可能性が高い。

Sunrise G.H:
3ベッドドミが一人100Rs。ダブル200Rs。お湯はバケツで10Rs。夕食、朝食も宿で食べることができるが別料金。街の外れにあるが市場までも歩ける。部屋はきれいで食事も美味しい。

ハンダー(Hunder):
Nubra Valleyの西の果ての村。一般人はこの先は入れないようだ。この周辺では谷は砂漠となっており、ラクダに乗れる。キャメルサファリ1時間500Rs、15分150Rs。宿もあるようだがジープツアーでは恐らく使わない。

スムール(Summur):
街外れにゴンパがある。学校が併設されていて、少年僧達が読経しているのが遠くから聞こえる。外観は最近メンテナンスされたのか新しい感じだが、内部はとても重厚。髑髏をあしらった絵や調度が多かったように感じた。宿や食堂も若干ある。ジープツアーで二泊三日の場合はここにも泊まるとのこと。

パナミック(Panamik):
外国人が訪れることのできるインド最北端の地。インドの秘境、ラダックから世界一の峠を越えて辿り着くこの小さな村は、日本人にとってはもう一つ重要な意味を持つ。それは『温泉』である。なんとここには温泉があるのだ。村はずれの斜面に立てられたコンクリートの小屋。そしてその少し上に見える藻に覆われた池。ろくに道も階段もない坂を登っていくとその池は間違いなく源泉。熱くて触れないほどだ。そこから少し下ってパイプを通り、小さな小屋の中の浴槽にお湯が流れ込む。この時点で湯音は体感で43度程度。日本人には絶好の温度。湯船には水が溜まっていないが、誰が残したのか丸い石やビニールがあるのでそれを排水口の入り口に嵌めるとゆっくりお湯が溜まってくる。10分程度で膝丈より深くなって十分に浸かれる。湯質は透明で硫黄の香りが仄かにする。十分暖まった後はラダックの冷たい風の下でもぽかぽか。でも結構吹きさらしなので湯冷めには注意。



レーからマナリへ

ツーリスト向けの1日ジープツアーが1200Rs程度。午前1時出発で午後9時到着というものすごい弾丸ツアー。途中で一泊せずにすむのは利点だが非常に疲れるらしい。レーの旅行代理店で申し込める。利用できる時期は雪解けのタイミングによるので毎年変わるが、大体5月の中旬から下旬ごろに通れるようになる。なお、10月には再び雪のため閉鎖される。

ローカルバスは途中のKeylongまでが午前5時発で午後8時着。値段は500Rs弱。Keylongからマナリへは日に何本かバスがあり、5時間程度。値段は98Rs。レーの新バスステーションで前日の午前10時頃からバスのドライバーから直接チケットを購入する。Keylongからマナリのチケットは別途Keylongのバスステーションの窓口で購入する必要がある。Keylongにはバスステーションの近くに安宿と食堂が数件ある。ドミ40Rs、ダブル250Rs程度から。

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by djsinX | 2009-07-05 12:08 | 旅情報
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